季節やイベントごとに多くのキャンドルがならぶヨーロッパ
ヨーロッパにいると日本より断然使う機会が増えるキャンドル。
部屋のインテリアカラーに合わせたキャンドルは定番で、さらに季節やイベントにあった色のキャンドル選びは、ホームパーティーのテーブルコーデには欠かせません。クリスマスには赤や緑、金や銀のキャンドル。春の訪れを楽しむイースターは黄色やピンク、ライトグリーン。ハロウィーンはオレンジと紫など、いつも選ぶのが楽しいインテリアグッズのひとつですね。

もちろんテーブルコーデ以外にも、インテリアとしてバスルームに置いたり、キッチンやリビングルームに飾ったりもいいですね。ヨーロッパのクリスマス時期には凝ったつくりのアドベント専用キャンドルもあります。また、スイスではトイレの消臭にキャンドルを置いている方も多いです。個室の匂いが気になるときにちょっとだけ火をつけると、体臭からくるトイレの匂いがあまり気にならなくなるため。

ヨーロッパのインテリアショップでは美しいキャンドルがいっぱい並びます。スーパーでも気軽に購入でき、子ども達のバザーやマルシェでもよく売れる人気の一品です。
おしゃれだけど、掃除方法を知らないと悲惨なことに
フッと息を吹きかけて火を消した時に、とけたロウが勢いあまってテーブルに飛んでしまったり、目を離したすきにとけたキャンドルが受け皿にあふれたり、なんてことも。また、イベントが終わってキャンドルの色を変えたいなと思ったときに、キャンドルホルダーに色の違うロウがついたままだと、安定感もよくないですし、あまり見た目もよくないものです。

せっかく素敵なデコレーションをしても、キャンドルホルダーが汚れていると、ちょっと悲しくなってしまいますね。
とけたロウはかたまってパコっとキレイにとれることもありますが、中には爪などでけずってもうまくとれないロウの汚れもあります。
どの家にもある、アレとアレだけで掃除できる!

ではスイスの人がどうやって掃除しているのかというと、身近にある2つのグッズで綺麗にしています。
用意するのは厚手のキッチンペーパーと、ヘアドライヤー!この2つを使うと、5分ほどあれば掃除には十分。
まず、大きなロウの塊は手で取り除きます。そしてへばりついたロウへ、ヘアドライヤーの温風を当てます。

しばらく温風を当てているとだんだんロウが熱でとけてくるので、そこをすかさずキッチンペーパーで拭き取るだけ。のんびりしていると、温風の風の勢いでとけたロウが風下へ散らばっていってしまうので要注意。

温めて溶かして拭く、というのを何度か繰り返すと、すっかりきれいにロウがとれます。ロウは溶けると透明度が増すため、濡れたような感じの液体は全てふきとっておくと良いです。そうでないと、冷めた後に見たらまだ薄いロウの膜が残っていた、なんてことも。

熱くなると変色する素材には要注意!
比較的熱に強い石・耐熱ガラス・タイルなどでは問題ありませんが、木製テーブルなどは低めの温度でじっくり温める方がよいです。急に熱を加えると変色・変質してしまうような素材かどうか、温める前によく見て、温度を調節することをおすすめします。

ロウを溶かすためにあたためた後のテーブルやキャンドルホルダーはとても熱くなっているので、素手でさわる前によく冷ましましょう。
掃除方法がわかれば、かわいいキャンドルホルダーも汚れるのを気にせずガンガン使えますね。ホルダーにロウが残っていないと、次にのせたキャンドルの安定感もしっかりするので安全に使えます。
ぜひみなさんも素敵なキャンドルを生活に取り入れてみてくださいね。