レーティシェ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観

レーティッシュ鉄道ランドヴァッサー橋

 レーティシェ鉄道(Rhätische Bahn)は、スイス国内の北西部グラウビュンデン州(Graubünden)を走る山岳鉄道。

 2008年に同鉄道が運行するアルブラ線(Albulabahn)・ベルニナ線(Berninabahn)の2つのルートは世界遺産に認定されています。これら絶景ルートは、トンネルや高架橋を通りながら、車窓からのアルプスの雄大な自然や風景の変化を楽しむことができます。優れた建設技術と周辺の自然環境とがうまく調和した傑作で、標高の高い山岳地域やそこに住む人たちに大きく貢献していると、世界的に高く評価されています。

 アルブラ線は、クール(Chur)とサンモリッツ(St. Moritz)を結ぶ89kmの路線で、1904年に開通しました。世界遺産に登録された路線範囲は、トゥジス(Thusis)〜サンモリッツ(St. Moritz)間で、42のトンネルと144の高架橋があります。1979年には、箱根登山鉄道が姉妹鉄道提携を結んでいます。

 ベルニナ線は、1910年に開通し、1944年には現在のレーティッシュ鉄道がベルニナ鉄道と吸収合併。世界遺産で登録された路線範囲は、サンモリッツ(St. Moritz)からイタリアのティラーノ(Tirano)までの約61kmとなっています。トンネルが13で高架橋は52か所、ペルニナ峠にあるオスピツィオ・ベルニナ駅(Ospizio Bernina)は、標高2253mのところにあり、粘着式の線路が走るアルプス最高地点にあることでも知られています。

<参考サイト>
レーティシェ鉄道公式サイト
https://www.rhb.ch

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