チョコじゃないお菓子も人気!スイス・フグ社でお菓子の家づくり

フグ社のお菓子って?実はみんな食べたことがあるはず

フグ(Hug)社の工場直営店

 ルツェルン(Luzern)から電車で約15分のところにあるマルタース(Malters)という町に、クッキーなどの焼き菓子で有名なフグ(Hug)社の工場直営店があります。

 スイス在住者でも社名にあまり聞き覚えがないかもしれませんが、スーパーなどでよく目にするクラッカーのダルヴィダ(DAR-VIDA)や、白と赤のパッケージの焼き菓子ヴェルンリ(Wernli)といったブランドは、そのパッケージを見れば「ああ、これか!」と、ピンとくる方も多いと思います。

フグ(Hug)社のクラッカー

 このマルタースの工場直営店では、それらフグ社ブランドの焼き菓子商品がずらりと陳列され、充実した試食コーナーで試食をしつつ、商品も通常の市場小売価格よりもお値打ちで購入できました。

フグ(Hug)社の工場直営店のお菓子

 店内には130年におよぶHug社の歴史を説明するコーナーもあります。創業のきっかけは、パン職人のヨセフ・フグ・メイヤー(Joseph Hug-Meyer)氏が1877年にルツェルンで「ツヴィーバック(Zwieback)」と呼ばれるお菓子をうみだしたことだそう。このツヴィーバック、味付けをされていないラスクのような形状の焼き菓子で、ザクっとした食感とシンプルで素朴な味付けがくせになります。今日では、ヴィルサウアーリングリ(Willisauer-Ringli)のほか、各種クラッカーなど様々な種類のお菓子が製造販売されています。

フグ(Hug)社の工場直営店の展示

クリスマス前にはお菓子の家づくりが大人気!

フグ(Hug)社の工場直営店で菓子の家づくり

 こちらの直営店で、2002年から毎年11月の第2土曜日に開催されているイベント「レープクーヘンのお菓子の家づくり(Chnusperhäuschen-Event)」は大人気。参加者が年々増え続け、2019年の来場者数は約14,000人と大変な盛り上がりを見せています。

フグ(Hug)社の工場直営店

 レープクーヘンはクリスマスの時期によく食べられる伝統菓子で、日持ちするレープクーヘンの生地を使った「お菓子の家」が人気の理由はふたつあります。まずは作って飾って楽しむことができ、その後はもちろん、食べて楽しむというわけです。

家族でフグ(Hug)社の工場直営店で菓子の家づくり

 フグのお菓子の家キットは2019年時点では10フランで、中にはレープクーヘン・色々な味のクッキーが入ったミックスクッキーが2袋(1袋250g入り)・マーブルチョコレート・アイシングが入っています。キットを持ち帰って家で友達や家族とゆっくり作ったり、プレゼントしても喜ばれるでしょう。

フグ(Hug)社の工場直営店の外観

 フグ社の焼き菓子は、コープ(Coop)やミグロ(Migros)などのスーパーでも購入することが出来ますが、機会があればマルタース工場直営店にも足を運んでみてください。

とろりん
HUGって書いてあると「ハグ」したくなるじょ

<参考サイト>
Hug Luzern
https://www.hug-luzern.ch/de/home/ (仏・独・英)
https://www.hug-familie.ch/de/unternehmen/fabriklaeden/ (独・仏・英)

<アクセス>
ルツェルン駅(Luzern)から、ベルン(Bern)もしくはヴォルフーゼン(Wolhusen)行きの電車に乗り、マルタース駅(Malters)下車、徒歩約5分
** 定休日や営業時間など変更となる場合がございます。事前にサイトで確認してからお出かけください。
** 販売時期や販売店によって異なる価格、または販売終了となっている場合もありますので、予めご了承ください。
** お菓子の家キットはイベント日のみの販売となります

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