新型コロナウイルスの拡散がなかなか収束しない中、ヨーロッパへ旅行をしたくてうずうずしている方も多いのではないでしょうか。
日本からスイスへ唯一直行便があるのは、チューリッヒ空港。今日は、そのチューリッヒのレストランや家庭でよく食べられる郷土料理をご紹介します。
どんな料理?
今回ご紹介するチューリッヒの伝統料理の名前は、『ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス』。ドイツ語で「Zürcher Geschnetzeltes」と書き、意味は「チューリッヒ風こま切れ/薄切り肉」といったところでしょうか。
お肉は、鶏肉等で代用することもできますが、典型的なレシピには仔牛のお肉を使います。炒めた玉ねぎとマッシュルームをクリームでじっくり煮た、日本人観光客にも人気のまろやかで美味しい一品です。
付け合せには、同じくスイスの郷土料理であるじゃがいものガレット、レシュティ(Rösti)が定番です。
コロナ禍のおうちごはんとして、『ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス』作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ご自身やご家族のご要望でお肉を変えたり、お好みの野菜を追加したり、付け合わせをパスタやライスにしたりとアレンジもご自由に。
そして、チューリッヒに到着した暁には、ぜひ本場の『ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス』を味わってみてくださいね。
材料
本格的な『ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス』の材料です。コロナ禍ですので、無理なく調達できる材料で代用してみてください。
材料
仔牛肉 | 300〜400g |
玉ねぎ | 1個 |
マッシュルーム | 200g |
バター | 小さじ1 |
白ワイン | 100ml |
レモン汁 | 小さじ1 |
生クリーム | 200ml |
ブイヨン(牛/野菜) | 100ml |
コーンスターチ | 大さじ1 |
塩コショウ | 適量 |
小麦粉 | 適量 |
パセリ | お好みで適量 |
作り方
1. 玉ねぎをみじん切りにし、マッシュルームを薄くスライスしレモン汁をまぶしておく。
2. 仔牛肉に塩コショウで下味をつけ、小麦粉をまぶしておく。
3. フライパンにバターを熱し、2の仔牛肉を色が変わるまで炒め、取りだしておく。
4. 再びフライパンにバターを熱して玉ねぎを炒め、フライパンの蓋をして少し蒸し焼きにする(こうすることで甘みが増します。) マッシュルームを加え、蓋をして材料が柔らかくなるまでさらに蒸し焼きにする。
5. 白ワインを加え、半分の量になるまで煮る。
6. 生クリームとコーンスターチをよく混ぜ合わせておき、ブイヨンとともに5に加える。沸騰したら火力を弱め、とろみがつくまでじっくりと煮る。
7. とろみがついたら肉を戻してさっと絡めたらすぐにサーブする。お好みでパセリを散らし完成。
まとめ
日本では、仔牛肉はあまり一般的ではないかもしれません。仔牛肉が手に入らなければ、牛肉でも豚肉でも鶏肉でも美味しく仕上がります。気負わず、ご自宅でのお料理を楽しんでみてくださいね。
最後にお肉をクリーム煮に戻してからは、あまり火を通しすぎると固くなってしまうのですぐにサーブしましょう。
こちらのレシピをお試しになったら、ぜひ弊社Facebookへやハッシュタグ「#スイス情報」を付けて、ご報告ください。