パッケージが断トツでかわいい！山のヨーグルト「ムー」

さすがは乳製品の国スイス、スーパーだけでも大量の品揃え

　スイスはチーズをはじめとする乳製品が有名ですね。旅行や留学などでスイスを訪れたり、あるいはこちらに住んでいる方でも、スイスのスーパーマーケットに行かれた際には、乳製品のブースの広さ、品数の豊富さに驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

　中でもヨーグルトの売り場は大体どこのスーパーに行ってもとても大きなブースがあり、様々なメーカーの色々なタイプ、フレーバーの商品がずらりと並んでいます。やはりプレーンやフルーツが入ったものが定番ですが、フルーツ一つ取っても日本ではなかなか目にしないような珍しいフレーバーも沢山あり、スイスに住んでいても全種類制覇するにはまだまだ長い道のりです。

白いパッケージが目を引くヨーグルト「ムー」

　今回ご紹介するヨーグルト・ディ・モンターニャ・ムー(Yogurt di Montagna Muuh)、通称「ムー」は、南スイス・ティチーノ州を中心にスイス各地でも販売されているご当地ヨーグルトです。

　こちらのヨーグルトを生産するアグローヴァル社(Agroval SA)は、ティチーノ州北部の町アイロロ(Airolo)に本社を構える生乳品製造会社。アイロロといえば、スイスドイツ語圏ウーリ州(Uri)とイタリア語圏ティチーノ州を結ぶゴッタルドトンネル(Gottardo Tunnel)や、ゴッタルド峠(San Gottardo)の町としても有名。

　この商品名「ヨーグルト・ディ・モンターニャ」とはイタリア語で「山のヨーグルト」という意味。「ムー」はもちろん、牛の鳴き声です。

　アグローヴァル社で製造されるヨーグルトやチーズは、ゴッタルドの牧草地で放牧された牛から搾った良質な牛乳から作られています。アルプス山脈の恵まれた環境の中で誕生したこのヨーグルトは、今ではティチーノを代表するヨーグルトブランドとして、全国の一部スーパーやデパートでも購入できるようになりました。

13種類もある中から、どれを選ぶ？

　こちらのヨーグルトは現在13種類のフレーバーを展開しています。期待を裏切らないミルクのフレッシュ感、そして濃厚さがより引き立つぽってりとまろやかな食感が特徴の美味しいヨーグルトです。

　中でも私がよく買っているのはブルーベリーやフランボワーズ、レモンなどフルーツフレーバーのもの。濃厚なヨーグルトとふんだんに使った果物の酸味と爽やかさがマッチ。果物そのものの美味しさが際立っています。

　他には定番プレーンやバニラ味も人気です。一番シンプルなプレーンはナトゥラーレ(Naturale)と言い、カップにはアルプス三大名花の一つジェンツィアーナ(Genziana)が描かれています。砂糖やはちみつで好みの甘さに調節したり、料理やデザート作りにもぴったり。

　バニラはまさに濃厚！と言った感じですが、しつこくない優しい甘さで一カップぺろっと食べ切ってしまう美味しさです。

ヨーロッパではチョコ味のヨーグルトも定番

　ヨーロッパではよく見かけるチョコレートフレーバーですが、こちらはホワイトチョコレート(Cioccolato Bianco)を使用しています。けっこう甘くてデザートっぽいのかな？と思われそうですが、これが意外とさっぱりとしていてバニラヨーグルトのような風味、そして後からチョコレートの香りがふわっと広がります。とても軽い口当たりなので朝ごはんにもぴったりだと思います。

ティチーノといえば、のコレもオススメ！

　そして最後は私も一番のお気に入り、ティチーノと言えば欠かすことが出来ない栗(Castagna)です。栗のヨーグルトは他のメーカーからも秋限定などで販売されていますが、ムーは一年中ティチーノ名物の栗フレーバーを楽しむ事ができます。気になるそのお味は、甘さはかなり控えめであっさりとしているのですが、つぶつぶとした栗の実が入っていて、ほんのり香ばしい栗の風味が絶妙にマッチした新感覚の逸品です。

　価格は一つ0.95フランから1.10フランほどで、他にもマンゴーや洋梨などのフルーツ系から大人なコーヒー味まで様々なフレーバーがあります。スイスの自然の恵みが凝縮されたバラエティー豊かなヨーグルト、是非色々と試して自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。

これ、筋トレしたあとに食べたことある！サラサラ系のヨーグルトでおいしかった！

パッケージがおしゃれじょね〜