栗の美味しさが際立つマロングラッセといえばこれ!

イタリア語圏ティチーノといえば栗!

 みなさんはスイスの特産品と言えば何を思い浮かべますか?スイス全域ではチョコレートやチーズが有名ですが、南スイス・ティチーノ州(Ticino)では栗(Castagna)がその一つ。イタリアやスイスのイタリア語圏ティチーノでは、栗は昔からその地域と深い繋がりがあり、現在でも秋から冬にかけての風物詩でもあります。

 栗を使ったティチーノの特産品と言えばマロングラッセ(Marron Glasé)。ティチーノのスーパーやデパートでは一番旬な秋冬をピークに、一年中色々なメーカーのものが店頭に置かれているのをよく目にします。その中でも特に有名なのがルガーノ発祥のサンドロ・ヴァニーニ社(Sandro Vanini)のマロングラッセです。

 サンドロ・ヴァニーニの歴史は1871年、ヴィットリオ・ヴァニーニ(Vittorio Vanini)さんがルガーノ(Lugano, Ticino)に菓子店を開いたことから始まりました。そしてイタリア・ミラノでパティシエの見習いを終えた後の1904年に、スイスで初めてマロングラッセの生産を紹介したと言われています。現在ではルガーノ近郊に生産工場と直売所があるのですが、マロングラッセ以外にもフルーツのピューレやシロップ漬け、モスタルダ(Mostarda)と言われる北イタリア発祥のフルーツのマスタードシロップ漬けなどもサンドロ・ヴァニー二の有名商品で、ティチーノ各地のスイス大手デパートでも購入できます。

美味しいマロングラッセといえば、サンドロ・ヴァニーニ

 沢山あるマロングラッセメーカーの中から私がよくこのサンドロ・ヴァニーニを選ぶ理由は、やはり美味しいから。材料はシンプルに栗・砂糖・カカオパウダーのみとの事なのですが、口に入れた瞬間に栗の風味と深みが口いっぱいに広がって、その美味しさについつい手を伸ばしてしまいます。ティチーノやイタリアの人々は、コーヒーやブラックティーと一緒に食べていますが、私は煎茶や玄米茶と合わせるのがオススメ。甘いマロングラッセと渋い日本茶の相性はバッチリで、ほっと一息付くのに最高の組み合わせです。

 そして選ぶ2つ目の理由としては、この高級感です。お土産や贈り物にぴったりの箱に入ったタイプは6個入(10.50フラン)、12個入り(18.75フラン)、18個入り(26.85フラン)でした。秋頃に一番多く店頭に並ぶのでクリスマスプレゼントとして贈るのも喜ばれそうです。

 箱入りタイプの他にプラスチック容器に入ったタイプ(300g/8.95フラン)もあります。こちらは栗一粒ずつではなく、まとまって容器に入っているのでスプーンで食べられるようになっています。味も箱タイプと同じなので自宅用として気軽に頂くのにちょうど良いです。

 ティチーノに来られた際は老舗のマロングラッセ、ぜひお試しになってください。

<お問い合せ先>
Sandro Vanini SA
Via Vignascia 21, 6802 Rivera
+41 (0)91 611 27 40
http://www.sandrovanini.ch/ (伊・独・仏・英)

<購入先>
Manor Lugano
Salita M. e A. Chiattone 10, 6900 Lugano
+41 (0)91 912 76 99
https://www.manor.ch/it/store-finder/store/LUG (伊・独・仏)

** 地域や販売店によっては販売されていない場合もございますので、詳しくは直接以下お問い合わせ先にご確認されることをお勧めします。
** 購入した商品の価格は2020年2月時点のものです。販売時期や販売店によって異なる価格、または販売終了となっている場合もありますので、予めご了承ください。

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