家にある材料でできちゃう粘土あそび!小麦粉から作るパタセルって? ( Pâte à sel )

スイスで粘土あそびといえばパタセル

 楽しく遊びながら手指の発達や豊かな創造力を育むことができるとして、教育現場でも取り入れられることの多い粘土遊び。子どもたちにとっても大好きな遊びの一つですよね。

パタセル粘土

 スイスの学校や子ども向け施設では、日本で言うところの「小麦(粉)粘土」がよく使われていて、フランス語で「塩生地」を意味する「パタセル(Pâte à sel)」という名前で親しまれています。

自宅でも簡単にできる!パタセルの材料は3つだけ

パタセルの3つの材料

 パタセルの基本材料は小麦粉・塩・水の3つのみ。この3つを2:1:1の割合で混ぜるだけでできるのですが、この工程もまた楽しい作業の一つです。

 大きめのボウルに小麦粉と塩を先に入れ、水は少しずつ生地の様子を見ながら混ぜ入れてください。はじめはスプーンや菜箸などを使ってかき混ぜ、大方まとまってきてから手を使うとやりやすいです。

パタセル粘土準備中

 お好みの柔らかさになったところでボウルから出したら、準備完了。あとはこねたりちぎったりして、好きに遊んでもらいましょう。

出来上がったパタセル粘土

 触って粘土の感触を楽しんでいるだけでも気分がリラックスできます。食紅などを使ってカラフルな粘土を作ってみるのもおすすめです。また、油を少し混ぜることで、よりなめらかな感触の粘土にもなります。

形ができたらオーブンで焼き、色をつけることもできます

 食品だけでできてはいますが、小さなお子さんが遊ぶ際には間違って口に入れたりしないよう、大人が必ず近くで見ていてあげてください。塩をたっぷり混ぜてあるので防腐効果があり、密封容器やファスナー付きのプラスチック袋などに入れて冷蔵庫に置いておけば2〜3日は引き続き遊べます。

 我が家ではこねこねして十分遊んだあと、型をとったり好きな形を作ったりしてから、自然乾燥またはオーブンで焼き固めて、絵の具などで色付けをしています。

パタセル粘土を型抜き

 オーブンを使う場合は、生地が膨張しないように90〜100℃の低温でじっくり焼いてください。厚さによりますが、完全に固くなるまではかなり長時間焼く必要があります。

オーナメントなど、季節の飾り付け作りにぜひ

焼く前のパタセル粘土

 小学生くらいのお子さんだったら、クリスマスツリーの飾りやイースターなどイベント事のオーナメント作りをするのも楽しいですよ。凝った装飾を始めると、手伝っているだけだったはずの大人の方が真剣に作業している、なんてことにもなりますが…。

 パタセルは家にあるものだけで簡単にできるので、思い立った時に手軽に準備することができます。天気が悪くて外に出られない日など、お子さんと一緒に遊んでみてはいかがでしょうか。

とろりん
焼く前のパタセル、なんかおいしそー。でも食べちゃだめー!なんだじょ

**小さなお子様が遊ばれるときやオーブンを利用する際には、保護者の方が必ず付き添い安全に配慮して遊んでください。

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