シュヴィーツのクラプフェン ( Schwyzer Krapfen )

20181114_chikabless_Schwyzer-Krapfen_001_cut 日本では古来より年中行事とお菓子は密接な関係にあり、季節ごとの行事を彩る様々なお菓子が存在しています。

 スイスでも季節の流れの中でいろいろな祭事が受け継がれ、各行事ごとに欠かせないお菓子があります。クラプフェン(Krapfen)もその一つで、スイス全国で主にヒルビ(Chibi)と呼ばれる秋祭りと春の訪れを祝う冬の伝統行事である謝肉祭の時期に食べられるお菓子です。

 クラプフェンは揚げ菓子の一種。中にはツィガー(Ziger)と呼ばれるカッテージチーズのようなチーズを使ったフィリングやシナモンとアニスなどのスパイスの効いた洋梨のペースト、ジャムやクリームを詰めたものなど、様々な種類があります。

 クラプフェンという言葉はすでに中世後期の料理本でも使われていて、当時は「何かを詰めて焼いたもの」を指していました。そのため中に入れる具材は、甘いものだけではなく肉や野菜だったことも。

 スイス発祥の地である中央スイス・シュヴィーツ州(Schwyz)のクラプフェン(Schwyzer Krapfen)は、フィリングが洋梨ペーストのタイプです。小麦・マーガリン/バター・水・塩・砂糖を合わせて作られるサクサクとした軽い食感の生地の中に、濃厚でねっとりとした洋梨のペーストを詰め、150〜160℃の油で2〜3分程揚げます。

 シュヴィーツのクラプフェンは、1929年に出版されたスイス料理を紹介する本(Schweizer Küchenspezialitäten)に、「シュヴィーツのファスナハト・クラプフェン(Schwyzer Fastnachtkräpfli)」として初めて紹介されました。ファスナハトとはドイツ語で謝肉祭を指します。

 1895年創業のシュヴィーツ州の老舗ベーカリー「リュオンド(Lüönd)」のクラプフェンは長年に渡り愛されている看板商品。その需要は年々増すばかりで、今では秋祭りと謝肉祭の時期のみならず一年中販売されています。

 シュヴィーツを訪れた際には、是非伝統のお菓子を味わってみてください。

<お問い合わせ・購入先>
Xaver Lüönd AG
Schwyzer Qualitätskonditorei
Filiale Steisteg-Märcht
Oberer Steisteg, 6430 Schwyz
+41 (0)41 811 70 20
http://www.luond.ch/ (独)

** 地域や販売店によっては販売されていない場合もございますので、詳しくは直接お問い合わせ先にご確認されることをお勧めします。
** 販売時期や販売店によって販売終了となっている場合もありますので、予めご了承ください。


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