フィッツナウ ( Vitznau, Luzern )

 中央スイス・ルツェルン州(Luzern)に属するフィッツナウ(Vitznau)はリギ山(Rigi)の南に位置し、ルツェルン湖=フィアヴァルトシュテッター湖(Vierwaldstättersee)の湖畔に面した、人口約1,340人の小さな街。以前は「Vitzenowa/Vitznow/Vitznaw/Vitznauw」と呼ばれ、現在の「フィッツナウ(Vitznau)」となったのは17世紀以降です。

 西はヴェッギス(Weggis)、北はシュヴィーツ州アルト(Arth, Schwyz)、東はシュヴィーツ州ゲルサウ(Gersau, Schwyz)、そしてルツェルン湖を挟んでニトヴァルデン準州(Nidwalden)エネットビュルゲン(Ennetbürgen)と隣接しています。

 小さなリゾート地のフィッツナウは葡萄やヤシの木が育つような温暖な気候から、避寒地という意味で「リギ・リヴィエラ(Rigiriviera)」とも呼ばれており、他にもイチジク・カキ・セイヨウグリの栽培も盛ん。また、ルツェルン湖に沈む夕陽が綺麗に見えるスポットとしても有名です。

 歴史的には「フィッツナウ」という街の名前が初めて文書に言及されたのが1342年。街は1380年にルツェルンの管轄下となり、その後1789年にヴェッギス(Weggis)と分離して独立しました。

 19世紀半ばまではこぢんまりとした漁村だったフィッツナウですが、1816年に初めてリギ山頂にクルムハウス(Kulmhaus)が建設されてからは交通量が増え、フィッツナウの住民もかごの担ぎ手としてお金を稼ぐようになりました。そして1871年にフィッツナウとリギ山頂を結ぶヨーロッパ初の登山鉄道が開通されると、より多くの観光客が訪れる人気の街となったわけです。

 現在でも船乗り場や登山鉄道フィッツナウ駅は世界各国からの観光客で賑わいを見せており、世界約40カ国から年間約70,000人の宿泊者がフィッツナウにあるホテルを利用している人気ぶり。

 フィッツナウへはキュスナハト・アム・リギ駅やブルンネン駅方面からバスでアクセスが可能ですが、多くの旅行者がルツェルンからクルーズ船を利用しています。

<現地の観光案内所>
Tourist Information Vitznau
Bahnhofstrasse 1, 6354 Vitznau
+41 (0)41 227 18 10
vitznau@luzern.com
http://www.wvrt.ch/ (独・英)

<お問い合わせ>
フィアヴァルトシュテッター湖汽船会社(Schifffahrtsgesellschaft des Vierwaldstaettersees, SGV)
https://www.lakelucerne.ch/ (多言語対応)

<アクセス>
所要時間: ルツェルン(Luzern)駅から電車とバスで約1時間/遊覧船で1時間4分
ルツェルンからブルンネン(Brunnen)方面行きの電車に乗車しキュスナハト・アム・リギ駅(Küssnacht am Rigi)下車。シュヴィーツ州(Schwyz)方面2番バスに乗り換えフィッツナウ下車。ルツェルン・バーンホフケー(Luzern Bahnhofquai)から船フリューレン行きでフィッツナウまで1時間4分


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