カペル橋 ( Kapellbrücke, Luzern )

 ルツェルン(Luzern)の旧市街と新市街を隔てるようにして流れるロイス川(Reuss)に架かるカぺル橋(Kapellbrücke)は、ルツェルンで最も人気を集める観光スポットと言っても過言ではないでしょう。

 橋の名称は、ロイス川北岸の旧市街に建つ聖ペーター礼拝堂(St. Peterskapelle)に由来しています。

 カペル橋は全長約205mとヨーロッパでは第2位の長さを誇り、屋根付き木造橋としてはヨーロッパ最古なのだそう。さらに三角形独特の性質を利用したトラス構造で強度を補強するトラス橋としては、世界最古とされています。

 橋の歴史は1333年にまで遡ります。街の要塞の一部として建築されたカペル橋は、南(ルツェルン湖)からの襲撃に対する防御として機能していました。

 橋に隣接する八角形のレンガ造りの水の塔(Wasserturm)は高さが34.5mで、橋が誕生する約30年前の1300年に建設されたものです。かつては監視塔として、また監獄や拷問部屋として使用された記録が残されており、その後はルツェルン市の文書館として使用されましが、現在一般には公開されていません。

 カペル橋の屋根と梁(はり)には、建築当初はスイスの歴史や守護聖人の伝記が描かれた158枚の板絵が飾られていました。しかし1993年8月に発生した大火災により、橋の大部分を含め、貴重な絵画のほとんどが焼失。翌年4月には再建されたものの、橋の梁には未だに火災の傷跡が残っています。

 美しい外観の影に悲しい歴史を秘めたカペル橋は、今日、ルツェルンのNo.1観光名所として世界中から訪れる人々を魅了し続けています。

<お問い合わせ>
Luzern Tourismus
6002 Luzern
+41 (0)41 227 17 17
luzern@luzern.com
http://www.luzern.com/ (多言語対応)

<アクセス>
ルツェルン駅(Luzern)から徒歩数分、ロイス川(Reuss)沿い。


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