英女性、スイス行き飛行機に乗れず

eseyjet

 先日、格安航空イージージェット(Easy jet)のスイス行きの便に搭乗したあるイギリス人女性が、オーバーブッキングで飛行機から降ろされる騒動があったと、オンライン新聞「インデペンデント(The Independent)」が報道しています。

 同紙によると、シャーロット・バートン(Charlotte Barton)さんは、友人とスイスでスキーを楽しむため、同社のイギリス・ブリストル(Bristol)発ジュネーブ行きの便に搭乗しました。指定席に着席するやいなや、男性客の座席番号が彼女と同じであることが発覚。その後、同機の座席数180席に対し、搭乗客が一人多かったために、客室乗務員は彼女に飛行機から降りるよう求めました。

 これは航空会社が定員以上の予約を取る、いわゆる「オーバーブッキング(過剰予約)」。昨今格安航空をめぐって、世界中でしばしば発生している問題です。

 航空会社による過剰予約の受け付けは、世界各国の法律で認可されており、定員超過になると搭乗客に搭乗を断る権利があります。同社によれば、搭乗予定客のすべてが、実際に搭乗するわけではないとか。「予約便の遅延や欠航、変更やキャンセル等による理由で、搭乗しない客の割合は5%。過剰予約を受け付けていても、97%の割合で搭乗客を降ろさずに運行している」と説明します。

 また、通常、客室乗務員は定員超過が分かった時点で、代替便への変更及び降機の協力を全搭乗客に募るそうです。しかし、今回のケースでは、男性客が事前に追加料金を払って座席を指定していたのと、降機を希望する人もいなかったので、彼女が降機する羽目に。その後もピーク時で別の便が取れず、彼女はスイスでの休暇をキャンセルせざるを得ない状況に陥ってしまいました。

 なお、同社は被害に遭った彼女に対し、代替便の申し出、予約した航空券の代金、補償金400ユーロ(約5万円)を支払ったほか、空港までの車のガソリン代や空港の駐車場代も負担したとのことです。

 数ヶ月前にフライトを予約し、楽しみにしていた旅行が突然キャンセル。今回は金銭的な補償があったものの、失われた時間はもう戻ってきません。対応や補償内容も航空会社によって異なりますので、事前に補償範囲の把握や、航空便遅延保険への加入をしておくなども大事かもしれませんね。

 

 


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