教会、再利用でよみがえるか?

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 ヨーロッパではクリスマスに教会に行くのが習慣ですが、最近教会を利用している人が減り、クリスマスの風景も変わってきているようです。スイス統計局(BFS)の調査では、スイスでも特定の宗教を信仰しない無宗教の人が増えており、キリスト教信者は年々減少していることが明らかになっています。

 そのため利用されなくなった教会も多く、高額な維持費を理由に取り壊しを余儀なくされた例も。キリスト教徒の減少はヨーロッパ全体の問題で、教会のリノベーションによる再利用は各地で課題となっています。

 海外を見てみると、ロンドン(London)ではレストランに、エジンバラ(Edinburgh)ではパブ、ニューヨーク(New York)ではナイトクラブ、オランダのアーネム(Arnheim)ではなんとスケートボードのためのスケート場に生まれ変わっている教会があるとか。

 スイスでも、ライン川に浮かぶ島にあるライナウ(Rheinau)の教会、クロスター・ライナウ(Kloster Rheinau)では、旧修道院の建物を2014年にコンサート会場やリハーサルホール、ホテルとして改装オープンし、島全体を「音楽の島(Musikinsel)」と名付け活用しています。

 多くの教会が再利用を望んでいるといいますが、レストランやクラブ等への変更は、スイスでは容易ではないようです。過去25年間でスイスで再利用された教会はたった200軒と、教会の再利用について検討していると、ベルン大学のサイト(Universität Bern)で公表しています。

 歴史的に価値があったり街のシンボルになったりしている教会は、たとえ違った形になっても残していきたいものですね。

 


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