スイスで広がるか、高齢者雇用

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 コンサルティング会社Deloitteが行った最新の調査によれば近年、スイスでは労働市場における人材不足が問題となっていると、日刊紙「24 heures」は伝えています。

 各会社は、人材不足により競争力が衰えてしまうため、解決策としては、今後、高齢者を積極的に雇用することが大切とのこと。 

 本調査の責任者ミリアム・デンク(Myriam Denk)氏は、「2016年、初めて就職者より退職者の人数が上回った。もし、今後もこのような傾向が続けば、2030年には50万人の人材が不足するだろう」と語りました。  

 情報、コミュニケーション技術や医療など、一部の分野ではすでに人手が足りておらず、十分な能力を持った人材を見つけるのが困難な状況となっています。機械化で全てを補うことは難しいため、女性や55歳以上の人材をパートタイム雇用して補うなどの解決策があるのだとか。

 しかし、現状ではスイス企業の多くが高齢者を雇うことに躊躇しており、調査対象の3分の1は、「高齢者は若者より競争心がない」と回答。企業の高齢者に対する偏見が露わとなりました。

 ところが、55歳以上の労働者は全ての年代の中で最もモチベーションがあり、さらに50歳以上の27%が、定年退職後も働くことを希望していることが、今回の調査で明らかとなりました。

 この結果を受け、デンク氏は各企業が高齢者雇用に関する考え方を見直さなければならないとし、「若者だけを雇用することに集中していると、後に戦略上の失敗を犯しかねない」と述べました。  

 色々な年齢層の人が集まる会社の方が、より広い見識で物事を考えることが出来るかもしれませんね。

 


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