子ども向け製品の広告に隠された罠

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 いよいよ明日から12月、クリスマス商戦が本格化する時期です。子ども向けのおもちゃやお菓子など、様々な商品が販売されていますが、本当にいいものばかりなのでしょうか。

 スイス公共放送SRFは、「レオとハンナ、広告の魔女(Leo, Hanna und die Werbehexen)」という児童書を紹介し、この時期ショッピングに追われがちな親に注意を促しています。

 物語の主人公は、5歳のレオと9歳のハンナ。スーパーマーケットやテレビなど、日常生活の様々な場面で目にする「魔法(広告)」を取り上げ、「魔女(企業)」がどこにその足跡を残しているのかを探し、トリックを解き明かしていきます。

 この本の著者で、マーケティングの専門家でもある、カリン・ブルガー(Karin Burger)氏は、「子どもに向けられた広告の多くが、彼らにとって必ずしもいい製品の宣伝ではない。また、かえって間違った方向に導いてしまう危険性もある」と指摘しています。

 代表的なのは、コーンフレーク類。キャラクターの絵がついた子ども向けの製品は、大人向けより65%も砂糖含有量が多いのだとか。また、サッカーのワールドカップの宣伝でもスター選手を起用し、子どもにとって健康とはいえないコーラを飲ませるように仕向けているとのこと。

 こうした批判に対し、スイス広告業連合会(Kommunikation Schweiz)広報は、「子どもや青少年向けの広告については、国際的な規範に従い、間違った誘導をしないよう気をつけている」と説明していますが、ブルガー氏は「もっと厳しい規制が必要」と語気を強めます。

 私たち消費者も、広告について親子で考える機会を持ち、甘い情報に飛びつかないようにしたいものですね。

 


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