スイス国内、駅構内が禁煙に

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 公共交通連合(VÖV/ UTP)は、来年6月1日からの「スイス国内にある全ての駅構内での全面禁煙」を決定しました。プラットフォームに設置された指定喫煙場所を除き、駅構内は完全に禁煙になるとのこと。

 この決定理由について、同連合は、「駅構内において乗客の快適性を高めるため」、「清潔さを保ち、掃除の費用を抑えるため」と説明。同連合だけでなく、スイス連邦鉄道(SBB)も協働しながら、禁煙化の実現のために取り組んできた成果がようやく実りました。

 その一方で、現在の駅構内のタバコに関する規制は、すでに駅構内の全面禁煙を実施している欧州諸国と比較すると「自由すぎる」、「改善余地あり」などという声もあるのも確か。

 同連合は昨年1年間の試行期間を設けて、国内の一部の都市で駅構内全面禁煙、喫煙室やプラットホームに喫煙エリアの設置など、試験的に実施してきました。試行的に導入した都市は、バーゼル(Basel)、クール(Chur)、ヌーシャテル(Neuchâtel )、ニヨン(Nyon)、ベッリンツォーナ(Bellinzona)、そしてチューリッヒ(Zürich)の6都市のみ。

 最終決定は、6都市での試行結果や、顧客から様々な意見を聞いた上で下されたわけですが、「利用者の健康への配慮」や「清掃費用」なども最終決定の後押しに。同連合は「タバコの煙は駅を利用する乗客に影響を与える上に、吸殻(ポイ捨て)のために高い清掃費用を必要とする」と述べています。

 また、以前実施された駅の満足度に関する調査においても、乗客にとってタバコの吸殻が問題になっており、調査対象のおよそ75%が「禁煙ゾーンを増やしてほしい」と回答。多くの人が改善を望んでいたことも明らかとなりました。

 日本たばこの子会社(JTI)を始め、フィリップモリス(PMI)、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(British American Tobacco Switzerland SA)などのたばこ会社の本社があるスイス。タバコを吸う人にとっても、吸わない人にとっても快適に過ごせる駅構内を目指していってほしいものですね。

 


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