2060年のスイスの天気はどうなる?

20181121_shimoda_news_055

 寒いイメージのスイスですが、近い将来は熱帯地域のようにスコールが降ることになるかもしれません。

 このほどスイス連邦気象サービス(NCCS)は、「気候シナリオ2018(Klimaszenarien CH 2018)」を発表。チューリッヒ工科大学(ETH Zürich)など他の機関と協力し、これまでの観測データを基に、今から40年後のスイスの天候がどうなるかを予測しました。

 キーワードは「高温、乾燥、積雪減少、豪雨増加」。夏は今よりも2.5~4.5度平均気温が上がり、最も暑い日は最大5.5度も高くなるとか。降水量も減り、カラカラに乾燥する日が、今よりも1週間程度増えると予想されています。

 冬も平均気温が2~3.5度上昇、暖かい冬となり、積雪よりも降水が増えるとのこと。今は低地でも雪が降ればソリ滑りができますが、40年後にはもっと高い場所まで登って雪を探す必要が出てくるかもしれません。また、同シナリオでは「夏冬ともに豪雨の確率が10%ほど高まる」と警鐘を鳴らしています。

 今回の発表に際し、スイス連邦大統領のアラン・ベルセ(Alain Berset)氏は「スイスでは2030年までに、二酸化炭素排出量を1990年の数値と比べ半減させる目標を掲げている。このシナリオは、温暖化対策の貴重な参考資料になる」と述べています。

  今年の夏は、スイスでも高温、降水量不足が社会問題になりました。アルプスの氷河が溶けるなど、地球温暖化の影響を最も受けやすい地域の1つでもあるスイス。今後も気象の変化に注意する必要がありそうです。


コメントを投稿する