ベルン市での国籍取得、仏語でも可能に

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 ベルン(Bern/Berne)は、スイスの首都であり、ドイツ語圏に属しています。しかし街中を歩けば、多くの人たちがフランス語を話しているのを耳にすることでしょう。

 この都市は、ジュネーヴ(Genève)州、ヴォー(Vaud)州、ヌーシャテル(Neuschatel)州、ジュラ(Jura)州の4つからなる「ロマンディー(Romandie)」と呼ばれるスイスフランス語圏に隣接しており、実際にはドイツ語とフランス語の2つの言語が共存する「2言語圏」なのです。

 これまで、ベルン市で外国人がスイス国籍を取得する場合には、ドイツ語で手続きを行わなければなりませんでした。しかしながら、スイス公共放送SRFの報道によると、将来的にはフランス語でも可能になる見込みです。

 ベルン市では現在、国籍取得法の改正を進めており、この項目も盛り込まれる予定。ゆくゆくは、州もしくは連邦レベルでの変更も視野に入れているといいます。

 ベルン市議会議員のレト・ナーゼ(Reto Nause)氏は、「ベルンは昔から2言語の伝統があり、これを政治的にも反映すべきだ」とSRFのインタビューに回答。「ドイツ語が分からなくても、日常生活に支障はないのか?」との質問に対しては、「フランス語での情報も十分にある」と話しています。

 手続き書類などのフランス語への翻訳費用は、96,000フラン(1,000万円)程度を見込んでいます。今回のベルン市の動きを受けて、他へも影響があるのか、今後の動向が注目されます。

 

 


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