バーゼル紙博物館、活版印刷を再現

Papiermacher, Foto Roland Schmid バーゼルの街中にひっそりとたたずむ、紙の博物館(Basler Papiermühle)。大きな木の水車が目印のこの博物館は、昔ながらの紙作りや印刷、製本を実際に行っていることでも知られています。

 今回、活版印刷の生みの親とされる、ドイツ出身のヨハネス・グーテンベルク(Johannes Gutenberg,1398-1468)の死去550年を記念して、グーテンベルクの特別展示が行われています。

 展示の横にはQRコードが設置されており、訪問者が各自のスマホでそのコードを読み込むと、音声ガイドが聞ける仕組み。

 同博物館のマーティン・クルーゲ(Martin Kluge)氏は、今回の”デジタルな試み”について、「博物館を説明文だらけにしたくない一方で、ある程度知識のある人たちにも十分な情報を提供したかったので、この手法をとりました」と説明しています。

 同氏は、グーテンベルクの時代の印刷手法を再現しようと試みており、昔の書体で手紙を作るワークショップや、馬糞を使った実験も実施。馬糞の上に置いた鉛板が酸化してできた鉛白は、インクを乾かすのに使ったそうです。

 通常はバーゼル大学図書館の金庫に収蔵されている、15世紀のグーテンベルク聖書原本も展示中(2019年1月中旬まで)。子ども向けにも、紙漉きや印刷の実演など、様々な体験プログラムがありますので、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 ※紙の博物館のウェブサイトはこちらからご覧いただけます。

 


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