アローザ、熊のために伝統花火を中止

June_Huette_See_SL2_preview

 8月1日はスイスの建国記念日。様々な記念行事が行われたり、花火を打ち上げたりと、各地で盛大にお祝いムード。ところが、今年のグラウビュンデン(Graubünden)州アローザ(Arosa)での花火打ち上げは、中止となるようです。

 というのも、アローザでは8月4日に「熊の保護施設(独:Bärenland/英:Arosa Bear Sanctuary)」がオープン予定。同施設に入ったばかりの熊を花火の音で驚かさないように配慮するためだと、地元紙(Südostschweiz)が伝えています。

 同施設にくる熊は、恵まれない環境で飼育されていたばかり。展示動物というよりも、野生に近い状態で余生をのんびりと幸せに過ごしてもらういたいという願いが、このプロジェクトに込められています。

 今月4日には、サーカスで働いていた12歳のナパ(Napa)が、セルビアから約1,500kmの道のりを28時間かけて運ばれて来ました。2019年までにあと4頭の熊が入居予定。

 運営を行っている「アローザ・ベーレン(Arosa Bären)」のパスカル・ジェニー(Pascal Jenny)氏は、花火の重要性について「それが本当に必要なのかどうか、一度考えてみては?」と、問いかけます。また、自治体も「2019年からは、建国記念日に花火のない初めての地域として、新しい伝統を作りたい」と、花火に代わるアイデアを募集しています。

 アローザ周辺には、同施設以外にオーバー湖(Obersee)、アローザから標高2653mのヴァイスホルン(Weisshorn)の頂上までをつなぐロープウェイ(Arosa Bergbahnen)、ヴァイスホルンでのハイキングやマウンテンバイク、山頂付近の森林の中にあるアスレチック(Seilpark)やレストラン等もあります。のびのびと生活しているナパたちに会いに行ってみませんか。

同施設について詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。(独)


コメントを投稿する