チューリッヒ中央駅に巨大アート出現

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 バイエラー財団(Fondation Beyeler)によると、6月30日から7月29日まで、ブラジル人アーティスト、エルネストネト(Ernesto Neto)氏によるインスタレーションが行われるとのこと。

 プロジェクトの名前は「ガイアマザーツリー(Gaia Mother Tree)」。様々な色に染めた木綿の糸を手作業で編み込み、巨大な「木」を作り上げます。その大きさは、高さ20メートル、面積2,000平方メートル、重さ1.5トンにものぼり、「樹冠」は駅の天井に届くほどだとか。

 「木」の枝からは、香辛料や乾燥させた葉を詰めた、水滴状の「実」がいくつも垂れ下がり、根元部分は人が出入りできるスペースになるそう。「人々の交流や瞑想の場を生みだす」というコンセプトに基づき、会期中は、大人から子どもまで参加できる、様々なワークショップやコンサート、ガイドツアーが開催される予定です。

 1964年生まれのネト氏は、現代を代表するアーティストの一人。彼の作品は、ニューヨーク近代美術館やロンドンのテート、パリのポンピドゥー センターなど、世界の名だたる美術館に収蔵されています。

 特徴は有機的なフォルムで、鑑賞者が出入りしたり触れられたりする、参加型のアートであること。最近では、アマゾンの先住民族、フニクイン族の人々との関わりの中で、彼らが代々受け継いできた知識や手仕事、考え方からも影響を受けているそうです。

 今回の作品も巨大でありながら、手作業で行われるという緻密さ。7月にチューリッヒ中央駅に来られる際は、この「木」の側でひと休みするのもいいかもしれませんね。

 

写真提供: Kunsten Museum of Modern Art Aalborg, Denmark
Ernesto Neto during the installation of Rui Ni / Voices of the Forest at Kunsten Museum of Modern Art Aalborg, Denmark

 


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