どう思う?一般公開の「と殺」

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 スイス北部バーゼルラントシャフト(Basel-Landschaft)州にあるジサッハ(Sissach)で、10月28日、伝統行事である「ハウスメッツゲーテ(Hausmetzgete)」が開催されますが、このイベントが物議をかもしています。

 「ハウスメッツゲーテ」とは、昔、ドイツやスイスの一部の農家で一般的に行われていたもので、家畜をと殺し一家総出でほとんど全ての部位を捨てることなく加工し、冬の蓄えとしてありがたく頂く行事です。

 今回イベントを主催したのは、町のお肉屋さんのロルフ・へリング(Rolf Häring)氏。発表されたプログラムによると、当日は2頭の豚が、と殺された後加工され、血のソーセージ等を含む様々な部位が参加者に振る舞われると言います。参加を予定している人数は約100人。参加には予約が必要で、費用は32フラン(約3,700円)です。

 へリング氏は、「主催したのは、かつての伝統行事を再現したいから。そして動物にストレスを与えない正しいと殺の方法を見てもらいたい。参加する人にも動物に対する敬意を持って欲しい。」と開催の主旨を説明しています。

 同州の「エベンライン農業センター(Landwirtschaftliches Zentrum Ebenrain)」の代表であるルーカース・キルヒャー(Lukas Kilcher)氏は、「彼がやろうとしていることはとても勇気がいることだと思う。肉を食べるということはどういうことか、現実をきちんと見るべきだ。」とへリング氏を支援しています。

 また、動物保護団体「スイス・フィア・プフォーテン(Vier Pfoten Schweiz)」のルシア・オシュガー(Lucia Oeschger)さんは、「基本的には、社会が肉製品に対して考え方やと殺方法、起源や製造について批判的に議論し合うことはいいことだと思うが、ショーを目的としたビジネスには反対だ。」と話しています。

 このイベントには子供も親と一緒に参加できますが、へリング氏も子供連れの参加希望者には、もう一度よく考えるよう注意を促しているそうです。

 普段なにげなく頂いているお肉や加工品。どのように生産されているのか知る事は大切だと思いますが、やはり直接見るとなると躊躇してしまいます。みなさんはどう思われますか?


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