長蛇の列ができる、訳アリ格安賃貸ホテル

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  チューリッヒ (Zürich)の高台に位置する、ドルダーヴァルトハウス (Dolder Waldhaus)は、1975年にオープンした歴史的な4つ星ホテルです。静かな環境にあるものの、歩いて20分くらいで中心部へのアクセスがよく、とても便利なところにあります。全室のバルコニーからはチューリッヒ湖とアルプスを望むことができます。

  そんな人気のホテルですが、昨年9月に近年の老朽化をきっかけに建て替えのために閉館となりました。その後、すぐに取り壊す計画でしたが、取り壊しや建設のための手続きに時間がかかるなどの理由から、建設開始は2020年へと延期されることに。閉鎖期間の延期による、館内への不法侵入の防止のために配置された警備も延期化、収益のない空っぽのホテルの警備費も大きな負担となります。そこで、当ホテル側がなんとも面白いアイデアを取り入れました。

  そのアイデアとは、一般住居として、期間を限定して格安料金で貸し出すもので、貸出期間は今年の7月1日から2019年の末までで、約100世帯が入居可能です。

  多くの部屋は、約50㎡で、2部屋に簡単なキッチンスペースが付いて、月の家賃は約800フラン (約9万円)と、スイスでは格安ではないでしょうか。その他にも、5部屋の広い部屋(1つのみ)で、家賃は2,500フラン (約28万5,000円) 。6階には9軒のサービスアパートメント、別館のヴィラには、約200㎡の広さの部屋が4つあります。一階でレストランとして利用されていた場所は、共同の食事スペースとして利用される計画です。

  先週の土曜日に初めて開催された内覧会には、100人程の人が集まり、入場口には長蛇の列ができていたとか。訪れた人の多くは学生だったと言います。第二回の内覧会は、今週の水曜日、17時~19時に開催される予定。

  家賃の高いチューリッヒで格安で、それも良い環境で住めるのなら、人々が殺到するのもわかります。昨年の同ホテルの閉館時にも食器やタオル等のセールが行われ、多くの人が集まりました。期間限定というのも魅力なのかも知れませんね。

 プロジェクトの詳細についてはこちらをご覧下さい。 (英/独)

 


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