日系企業の名を騙った詐欺が多発

20160914_kayoko_news_238

 「困っている人を見たら助けるのが当たり前」の世の中を変えてしまう原因となるような事件が起こりました。被害者は何人もいると言いますが、手口はほぼ同じです。

 アールガウ州 (Aargau) の19才の男性に、アイルランド (Irland) から来たと言う40才位の男性とその息子を語る10代の少年が、チューリッヒ (Zürich) で持っていた貴重品をすべて盗まれてしまって困っているので、アイルランドへ帰る旅費を貸して欲しいと英語で話しかけてきました。

 男性はアイルランドのトヨタに務めていると言い、トヨタの名刺を差し出し、アイルランドの免許書や銀行の情報まで伝えて来ました。男性達があまりにも悲しそうに打ちひしがれているので、200ユーロ (約22,900円) を渡しました。

 その19才の男性は彼らが無事アイルランドへ帰ったかどうか気になったので、名刺のアドレスへメールをしたそうですが、回答はありませんでした。また、数日で送金すると約束した200ユーロも返って来ませんでした。アイルランドのトヨタへ問い合わせましたが、その名前の男性はいませんでしたが、同様の問い合わせがすでに5件あったと言われました。

 トヨタスイス (Toyota Schweiz) は、ヨーロッパにはその名の社員は現在も過去においても存在せず、男性が使用していたドメイン「@outlook.com」もトヨタの社員は会社では使っていないと発表し、このような場合はすぐに警察に通報するよう警告しています。

 ベルン (Bern) にあるアイルランド大使館も、アイルランド人でお金に困っていると話しかけて来る人がいたら、アイルランド大使館へ連絡するように促してほしいと伝えています。

 人の善意を踏みにじる卑劣な犯罪は許せません。人を見たら泥棒とは思いたくありませんが、騙されないように気を付けましょう。


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