スイスでは身近な存在~銃~

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 銃器が市民に広く流通している国と言えばアメリカを思い浮かべる人も多いと思いますが、実はスイスでも個人所有している人は多くいます。銃器と一口に言っても、狩猟用、スポーツとしての射撃用、軍事用など様々な種類が同国では個人所有されています。

 同国にて銃器所持登録が行われるようになったのは2008年からであり、政府は家庭の地下にて忘れ去れている場合も含めて、およそ200万丁が個人所有されていると見積もっています。これは人口100人あたりの銃の割合で見た際にアメリカ、セルビア、イエメンに次ぎ4番目に高い割合です。

 スイス犯罪予防委員会の委員長マーティン・ボス(Martin Boess)氏は、同国では兵役期間中は銃を家庭で保管するため保持率は高くなるが、保持割合に比べて銃器を用いた死亡事件は逆に少ないと述べています。同国における銃器を使用した死亡事件は自殺が最も多く、銃器使用の暴力行為による犯罪は非常に稀とのことです。

 また同氏は、銃の取り扱いには十分な訓練が必要であり、特に強盗やテロなどの状況を正しく判断し銃を即座に使用することができる人は極めて少なく、これらの状況を想定して銃を保持しようとすることは間違っており、そのような場合は銃ではなく受話器を持ち警察に電話する方がより安全であると述べています。

 スイスでは銃器所持登録の申請は、18歳以上かつスイス人または滞在許可証C保持者であり度重なる前科がない場合に可能となります。申請理由次第では、却下される場合もあります。

 強盗などの犯罪に対する予防方法は、スイス犯罪予防委員会ホームページ(独・仏・伊語)にて参照可能です。

 

 


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