世界の平和と自由を〜LGBTパレード〜

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 6月11日土曜日の午後、性的少数者によるプライド パレード (Pride Parade) がチューリヒ市 (Stadt Zürich) の中心部で行われました。このパレードは1994年から始められており、今ではすっかり恒例となっています。

 レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心と体の性の不一致者)の頭文字から「LGBT」と呼ばれる人たちのパレードです。

 同じくパレードが開催されていたアメリカのフロリダ州オーランドでは、12日未明にゲイクラブで50人が死亡する銃乱射事件が起きましたが、チューリヒ市のパレードは幸いにも予定通り実施され、参加者も見学者も楽しんでいるように見受けられました。今年のパレード参加者数は約9000人。そして沿道からの見学者が約3000人と、今回も盛り上がったようです。色とりどりの風船と虹の旗を手に、高らかな音楽を流しての行進は例年どおりですが、今回華々しいコスチュームをつけた参加者は少数となり、大半は普段着での参加でした。

 参加した同性愛者の中には、銀行員、郵便局員やスポーツ協会、さらに同性愛者の子を持つ両親やスイスの政党であるキリスト教民主党(CVP)と市民民主党(BDP)の党員などなど、バックグラウンドも幅広くかなり多様です。今回は、障害者の団体も初めてパレードに加わりました。障害者に対する差別のみならず、少数者グループ内にある締め出しについても広く知ってもらおうと、参加したものです。

 年々多くの参加者が行進するチューリヒ市のプライドパレード。明るく陽気に権利を訴える様子は、一昔前では考えられない風景です。


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