歴史のデジタル化

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 スイス東部のザンクト・ガレン (St. Gallen)には、ザンクト・ガレン織物博物館 (Texilmuseum) があります。古くから栄えていた繊維産業のさらなる発展を目的として1878年に設立され、学術研究用の図書館も併設されています。国内だけでなく世界各地からのコレクションも多く、レースや布地、洋服などの貴重なコレクションが展示され世界的にも有名です。

 博物館が所有している生地見本やデザインサンプルは、実際に地元の会社で長く使用されていたものも多く、後に博物館に寄贈されました。そのため見本品はとても古く壊れやすくこれまでは展示されることなく大切に保管されて来たものも数多くあります。

 こうした見本品をまとめた冊子は約3000冊にのぼり、その内容は幅広く、1900年頃の豪華な刺繍からシンプルな白い刺繍や絹織物まで約200万点に及びます。今回これまで公開されることのなかったこれらの見本品の一部をスキャンをしたり写真を撮ってデジタル化して一般に公開することになりました。

 博物館の館長であるミヒャエラ・ライヒェル氏 (Michaele Reichel) は、デジタル化することによって立体感は失われるものの、今まで見ることのできなかった貴重なコレクションを見て欲しいと述べています。

博物館について詳しくはこちらをご覧下さい。


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