晴れた日にぴったり!さわやかレモンヨーグルトケーキ ( Torta Fredda allo Yogurt al Limone )

ヨーロッパではレモンのスイーツがいっぱい

 スイスにはチョコレートをはじめ美味しいスイーツがたくさんありますが、よく見るのがレモンを使ったデザートです。スイスのスーパーではレモンパウンドケーキミックスなども売られているほどポピュラーなレモンスイーツ。カフェでもケーキやタルト、ジェラートなどにレモンを使ったものが豊富に並んでいるのをよく目にします。わたし自身、日本に居た時はあまり馴染みがなかったのですが、スイスに住むようになってからは、あの爽やかな香りとさっぱりとした口あたりがクセになり、色々なレモンスイーツを試してはお気に入りを見つけるようになりました。

 今回ご紹介するのは、わたしが住むイタリア語圏で良く食べられているレモンヨーグルトケーキ(Torta Fredda allo Yogrut al Limone)です。ゼラチンで冷やし固めたヨーグルトクリームの上にゼリーが乗ったケーキなのですが、こちらの一番の特徴は、レモンヨーグルト・レモン果汁・そして果肉から皮までレモン1個まるごと使う、まさにレモンづくしのケーキだというところ。

 最初は酸っぱすぎないのか少し心配でしたが、レモンの酸味とほんのり甘いヨーグルトクリームがとてもマッチしていて絶品!そしてザクザクとした土台のビスケットも良いアクセントになっています。小さい子どもから大人まで大好きで、あっという間にワンホール食べ切ってしまうぐらいの人気のデザートです。

 オーブンを使わない所や、ヨーグルトケーキなのでカロリーを抑えられるのも嬉しいところ。これから春や夏にかけてぴったりの爽やかなケーキ、パーティー用スイーツのレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。

材料

大人数用 / ★★(経済的) 21〜50フラン以下で作れる / 所要時間 :1日(冷やす時間含む)

*直径26cmの型用レシピです

<土台>

★ビスケット……200g
★バター……100g

<ヨーグルトクリーム>

★レモンヨーグルト……500g
★生クリーム……400ml(150mlと250mlに分けて使用します)
★粉砂糖……150g
★レモン……1個
★板ゼラチン……12g

<レモンゼリー>

★レモン汁……100ml
★グラニュー糖……70g
★黄色の着色料(あれば)……少量
★板ゼラチン……36g

<下準備>

電子レンジまたは湯煎でバターを溶かしておきます。
ヨーグルトケーキ用の板ゼラチンを水に浸しておきます。
*レモンゼリー用のゼラチンは翌日使います
型の底部分にオーブン用シートを敷いておきます。

作り方手順

① ケーキの土台を作ります。麺棒などで砕いたビスケットと溶かしたバターを混ぜ合わせたら、スプーンを使ってぎゅうぎゅうと押しながら型に敷き詰めます。敷き詰めたら一旦冷蔵庫に入れておきます。

② 大きめのボールにレモンヨーグルトと削ったレモンの皮を入れます。レモンの果肉部分はあとでケーキのトッピングとして使います。

③ 生クリーム150mlを鍋に入れ弱火にかけます。沸騰しない程度に温めたら、水に浸しておいた板ゼラチンを入れ、かき混ぜながらゼラチンを溶かします。

④ 別のボールに生クリーム250mlを入れ、泡立て器で少し硬めのホイップ状にします。

⑤ ②に粉砂糖を入れ軽く混ぜ合わせたら、③と④を入れます。ゴムベラでゆっくりとかき混ぜながらヨーグルトと生クリームを馴染ませます。

⑥ 全体がよく混ざったら、①を冷蔵庫から取り出し、⑤を型に流し込みます。そのまま冷蔵庫に入れ24時間冷やし固めます。

⑦ 翌日。レモンゼリーを作ります。鍋にレモン汁・グラニュー糖・水を入れ、かき混ぜながら沸騰しないように弱火で温めます。温まったら、あれば黄色の着色料少量、板ゼラチン(そのまま)を入れ混ぜ合わせ、火を止め粗熱を取ります。

⑧ 冷蔵庫から⑥のヨーグルトケーキを取り出し、薄切りにしたレモンを乗せ、その上から⑦を流し込みます。更に冷蔵庫で3時間以上冷やし固めます。

⑨ お皿に取り分け、冷たいうちにお召し上がりください。

<ポイント>

・レモンヨーグルトがない場合はプレーンヨーグルトを使っても美味しく仕上がります
・苺やブルーベリーなど、他の果物のヨーグルトや果汁を使って様々なアレンジを楽しめます。

ライター桜井さん
わたしは①のところでバターだけでなく牛乳30ccも加えてみました。土台の成形が楽ちんになります
とろりん
ほほー。そんな裏技が!これ、超めちゃうまだじょ!永遠に食べていられちゃう〜
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