レープクーヘン ( Lebkuchen )

20181210_yasuemathis_lebkuchen_04_cut ドイツを中心に中央ヨーロッパ各地で中世の頃から作られている伝統的な焼き菓子「レープクーヘン(Lebkuchen)」は、スイスでもクリスマスに欠かせないお菓子のひとつ。アドベントの時期になるとパン屋や洋菓子店、スーパーやデパートにレープクーヘンが並びます。

 名前の由来に関して正確な語源は不明とされていますが、ラテン語の「libum(ドイツ語のFladen)」、つまり「パンケーキなどのような平たい焼き菓子」という意味からついたという説があるようです。

 基本的な材料は蜂蜜に小麦粉(Mehl)とスパイス、ととてもシンプル。レシピによっては砂糖やナッツ、アーモンド、砂糖漬けフルーツなどを追加します。牛乳や卵、バターなどの油は使用しません。酵母のかわりに膨張剤として鹿角塩(Hirschhornsalz)や重曹(Natron)が使われています。小麦粉にはふすま入りの小麦ルフメール(Ruchmehl)、ハルプヴァイスメール(Halbweissmehl)、バウアーンメール(Bauernmehl)などを使用すると綺麗な茶色に焼き上がるのだとか。

 使われるスパイスはアニス・ナツメグ・ショウガ・コリアンダー・カルダモン・スターアニス・クローブ・シナモンと多数あります。主要なスパイスをあらかじめ混合したレープクーヘン・スパイスミックス(Lebkuchengewürz)も市販されており、自分で焼く場合に利用すると便利です。

 写真のこちらはリギ山麓町のパン屋「ヘンギー(Bäckerei R.Hänggi)」で購入しました(1個3フラン)。クリスマスにはこのような平たい長方形のレープクーヘンに紙製のニコラウス像を貼り付けたものがポピュラーですが、砂糖やチョコレートでコーティングされたもの、丸型やハート型など、色々なタイプのレープクーヘンが売られています。

 一年中食べられるバーゼル(Basel)の伝統郷土菓子「バーズラー・レッカリー(Basler Läckerli)」やアッペンツェルの伝統菓子「ベアリビーバ(Bärli-Biber)」はレープクーヘンの一種として特に有名で、人気があります。

 スパイスの効いた固めの食感が苦手という日本人も多いようですが、スイスでは子どもからお年寄りまで皆に愛されている伝統菓子です。一度試してみてはいかがでしょうか。

<お問い合わせ・購入先>
Bäckerei R. Hänggi AG
Haltikerstrasse 22, 6403 Küssnacht am Rigi
+41 (0) 41 850 18 10
info@bkh.ch
http://www.bkh.ch (独)

** 地域や販売店によっては販売されていない場合もございますので、詳しくは直接以下お問い合わせ先にご確認されることをお勧めします。
** 購入した商品の価格は2018年12月時点のものです。販売時期や販売店によって異なる価格、または販売終了となっている場合もありますので、予めご了承ください。


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