スイスドイツ語

swissjoho-18標準ドイツ語     Schweizerdeutsch
スイスドイツ語   Schwyzerdütsch

 この多言語国家スイスでは、公用語としてドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語(一部の州) がある以外に、母国語『 スイスドイツ語 』という言語があります。

 これはスイスのチューリヒ、ベーゼル、ベルン、ルツェルン、ウーリ、ザンクトガレン、ヴァリスなどの州(ドイツ語圏) で使われる口語です。スイスドイツ語という統一の言語はなく、州によって方言や発音、語彙の差異があります。

 また、ドイツ南西部の地方言語であるアレマン語や標準ドイツ語などに近いとも言われていますが、特に標準ドイツ語とは発音や語彙にかなり差異があるため、ドイツ語圏のドイツやオーストリア両国の人たちにとっても、理解が困難であるといわれています。

 ドイツ語圏に住むスイス人の多くは、学校教育で母語以外に4つある公用語の1つ(ドイツ語)を小学校から習うので、ドイツ語を話し、読み書きもできます。基本的には普段の日常会話はスイスドイツ語になります。

 近年の義務教育改革の発案により、多くのドイツ語圏の州がこれまで5年生から始めていた第二公用語であるフランス語にかわり、英語を3年生で習う方針を変えているように、教育において英語の必要性が重視されています。また、スイス国内のフランス語、イタリア語圏など異なる言語出身同士でも、英語が使われることが多く、主要観光都市ではホテルやレストランなど英語が通じる場所が多いです。

スイスドイツ語と標準ドイツ語の違いの例

日本語 スイスドイツ語 ドイツ語
スイス Schwiiz
シュウィーツ
Schweiz
シュバイツ
こんにちは Grüezi
グルェッツィ
もしくは、グリエツィ
Guten Tag
グッテンターグ
ありがとう Merci
メルシ
Danke
ダンケ
さようなら Uf Wiederluege
アゥヴィデルエゲ
Auf Wiedersehen
アウフ ヴィダゼーヘン

* 州によって発音が少し異なります。