アーラウの街歩き ( Aarau, Aargau )

20190901_yasuemathis_aarau_010_cut アールガウ州(Aargau)の州都アーラウ(Aarau)の旧市街地は、中世の歴史的建造物が数多く残る街並みが魅力的です。今回はこの街をよく利用する一市民として、街歩きのおすすめスポットをみなさんにご紹介します。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_01_cut1.アーラウ駅と駅前のバス停(Bahnhof Aarau)
スイス中央鉄道(Schweizerische Centralbahn)が1856年6月9日にオルテン(Olten)〜アーラウ間の路線を開業し、2008年に旧駅舎が取り壊されたあと、2010年8月5日に現在のガラス張りでモダンな駅に生まれ変わりました。駅正面に取り付けられた時計は文字盤が直径9メートルと、チューリッヒ(Zürich)の聖ペーター教会(Kirche St. Peter)の時計の文字盤よりも、そしてイギリスの首都ロンドン(London)にあるウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)に付属するビッグ・ベン(Big Ben)の大時計よりも大きいそうです。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_02_cut2.アーラウ観光インフォメーションセンター(aarau info)
駅から徒歩約10分、旧市街地メッツガーシュトラッセ(Metzgergasse)にある街の観光案内所。便利な旧市街地観光マップがもらえますし、アーラウ・近郊観光に関する情報はここで丁寧に対応してもらえます。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_03_cut3.シュロスリ(Schlössli)
アーラウ市が誕生する以前、1200年頃に建設された中世時代の要塞化された監視塔「シュロスリ」は旧市街で最も古い建物。16世紀半ばまでは騎士の家族が、その後アーラウ出身の中流階級家族の住居として使用されました。2015年にはアーラウ市立博物館(Stadtmuseum Aarau)としてリニューアルオープン。街の歴史に触れられる通常の展示に加え、魅力的なイベントやワークショップなども開催しています。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_04_cut4.ハウス・ツム ・シュロスガルテン(Haus zum Schlossgarten)
旧市街からすぐのところに建つハウス・ツム ・シュロスガルテンは、18世紀にアーラウ市長フンツィカー家(Hunziker)のガーデンハウスとして建てられ、1792〜96年にかけて別荘として増改築されました。その後、1798年にアーラウがヘルヴェティア共和国(Helvetischen Republik)の最初の首都に選ばれた際に、5ヶ月間この建物が会議場として使用されたとされています。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_05_cut5.グラーベン(Graben)
グラーベンと呼ばれるこちらの通りは、1821年まで幅約20m・深さ約5mの溝でした。当時は都市要塞の一部であり、また、ここで食用に鹿が飼育されていたそう。現在は、毎週土曜の7時から12時まで新鮮な野菜の朝市が、また毎年11月には有名な人参マーケット(Rüeblimärt)が開催されます。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_06_cut6.オーバー門塔(Obertorturm)
13世紀に建設された旧市街のランドマークともなっているオーバー門塔は、スイスで最も保存状態の良い中世の塔のひとつとも言われています。15~16世紀に増築され現在の高さ(62m)になりました。昔は刑務所と住居として使用されていたのだとか。9階には、1532年に時計職人ハンズ・ルター(Hans Luterer)氏によって造られた機械時計が付けられています。彼は1535年にルツェルン(Luzern)にあるムゼック城壁(Museggmauer)の時計塔(Zytturm)、そして1538年にチューリッヒの聖ペーター教会の製作を手がけた時計職人でもあるのです。屋根裏部屋にはカリヨンと呼ばれる、音階の異なるいくつもの鐘を鳴らしてメロディを奏でる大きな楽器が設置されています。塔内部はガイド付きで見学が可能。詳しくはアーラウ観光インフォメーションセンターにお問い合わせ下さい。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_07_cut7.キーブルク伯ハルトマンの噴水(Hartmann von Kyburg Brunnen)
オーバー門塔のそばに建つ「キーブルク伯ハルトマンの噴水」は1948年に建設されました。中心に立つのは、1248年にアーラウの街を造った キーブルク伯ハルトマン4世の彫刻です。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_08_cut8.ハルデ(Halde)
18世紀に建築された後期ゴシック様式の住居が並ぶストリート。通りには、1811年に世界で初めてユングフラウ(Jungfrau)の登頂に成功したヨハン・ルードルフ・マイヤー(Johann Rudolf Meyer)氏の父であり、1800年までヘルヴェティア共和国の上院議員を務めたヨハン・ルードルフ・マイヤー(Johann Rudolf Meyer)氏が1739年2月25日に生まれた家も残っています。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_09_cut9.アーレ川(Aare)
アーラウを流れるアーレ川。川沿いは遊歩道となっています。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_10_cut10.市教会(Stadtkirche)
アーレ川から見た旧市街。写真中央は、旧市街の北西端に位置する市教会。もともとここにあった小さな教会に代わるものとして、1471〜77年にかけて建築されたもの。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_11_cut11.市庁舎(Städtisches Rathaus)
最も古い部分「トゥルム・ロレ(Turm Rore)」の歴史は13世紀にさかのぼります。その後、1515年に所有権がアーラウ市に移り、現在は市庁舎として使用されています。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_12_cut12.正義の女神の噴水(Gerechtigkeitsbrunnen)
バロック様式のユースティティア像(Justitia)が中心に立つ正義の女神の噴水はもともとラートハウスガッセ (Rathausgasse)とクローネンガッセ/キルヒガッセ(Kronengasse/Kirchgasse)の交差点にありましたが、道路の交通量が増加したため、1905年に現在の教会前広場に移されました。広場の像は複製で、1643年に造られたオリジナルのユースティティア像はアーラウ市立博物館で見ることができます。

20190902_yasuemathis_aarauwalking_13_cut13.屋根下に描かれたギーベル(Giebel)
アーラウは「美しいギーベルの街」とも呼ばれるほど、街の至る所に「ギーベル」という凝った絵が屋根下に描かれた家があります。

 旧市街地にはカフェやレストラン・デパートが多くあり、観光と併せてランチやコーヒー休憩・ショッピングも楽しめるでしょう。

<現地の観光案内所>
Aarau Info
Metzgergasse 2, 5000 Aarau
+41 (0)62 834 10 34
mail@aarauinfo.ch
https://www.aarauinfo.ch/ (独)

<アクセス>
所要時間:チューリッヒ中央駅(Zürich HB)から電車で約30分
チューリッヒ中央駅より、アーラウ(Aarau)行き、またはバーゼル(Basel)行き、またはベルン(Bern)行きに乗車、アーラウ駅下車


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