監獄ホテル・バラバスホステル (Barabas Hostel, Luzern)

 中世の面影を感じさせる美しい街並みが残るルツェルン(Luzern)の旧市街に、スイス初となる監獄ホテル・バラバスホステル(Barabas Hostel Luzern)が誕生しました。

 刑務所が建てられたのは、1862年。そこから1998年まで実際に受刑者を収監する刑事施設として利用されていました。

 収容棟へと通じる階段の入り口から、当時の面影が感じられ、すでに雰囲気たっぷり。実際に受刑者が使っていた独房を改装した客室は、鉄格子がはめられた窓や重厚感のある扉など、現役時代の名残を感じさせながらも、宿泊客が快適に過ごせるようにリノベーションされています。

 客室は、3つの2段ベッドが入った6名定員部屋、2つの2段ベットが入った4名定員部屋、シングルベット1台と2段ベットが入った3名定員のドミトリータイプの部屋、またトイレ・シャワールーム完備のダブルルームまであり、バックパッカーから家族旅行まで様々なニーズに応える部屋タイプが全60室。

 中には壁がピンクに塗装されている部屋もありますが、これは改装時に塗り替えられたのではなく、刑務所として使われていた当時の名残です。ピンク色には、怒りや攻撃的な感情を抑制する効果があるということで、情緒不安定、あるいは凶暴性を有する一部の受刑者を収監していました。

 広々とした中庭、テーブルサッカーやビリヤード、ダーツをお楽しみ頂けるレクリエーションルームも完備されています。中庭からは小さな窓にしっかりとはめられた鉄格子や有刺鉄線が這う壁など、刑務所ならではの特徴的な設計をご覧いただけます。

 またホステルの名前の由来となったのは、1975年まで良心的兵役拒否を理由に収監されていたアーティスト、バラバス(Barabas)氏。彼は獄中で、女性・金・ワインなど刑務所暮らしで恋しくなったものを壁面に描きました。彼の作品は客室として変貌を遂げた今もなお、残されています。

 バラバスホステルは、ルツェルンの人気観光名所へのアクセスも徒歩圏内と絶好のロケーションに位置しており、物価の高いスイスでリーズナブルに宿泊できるのも魅力の一つ。

 ルツェルン観光の際は、是非バラバスホステルで監獄気分を味わってみてはいかがでしょうか。普段味わえない非日常体験になること間違いなしです。

<お問い合わせ>
Barabas Hotel Luzern
Löwengraben 16, 6004 Luzern
info@barabas-luzern.ch
+41 (0)41 417 01 99
https://www.barabas-luzern.ch/ (独・英)

<アクセス>
所要時間: ルツェルン駅(Luzern)から徒歩で約15分
ルツェルン駅からロイス川沿いを約500m下流へ歩き、シュプロイヤー橋(Spreuerbrücke)を渡り、ルーヴェングラーヴェン(Löwengraben)通りを進みすぐ


コメントを投稿する