時間厳守で運行したい!スイス鉄道

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 他のヨーロッパ諸国に比べると時間が正確なスイスの鉄道ですが、昨年、スイス連邦鉄道(SBB)を利用した乗客の10人に1人が、到着時刻より3分以上遅れる遅延を経験したといいます。

 ヨーロッパの多くの鉄道では、1時間以上の遅延については運賃の1/4が、2時間以上になるとその半額が払い戻しになることが多いそうです。同鉄道では、1時間以上遅れた場合には2等車の乗客に対し10フラン分(約1,100円)、1等車の乗客には15フラン分(約1,650円)のバウチャー(金券)をお詫びとして配布しています。

 ところが、チューリヒ日刊新聞ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(NZZ)によると、1時間以上の遅延であれば運賃の半額、大幅な遅延は全額払い戻しを同鉄道が検討していると発表しました。

 今回の見直しには、鉄道の利用客には、遅延による損害を補償される権利があるとし、昨年の議会で「遅延費用の補償」が決定したことが背景にあるといわれています。

 昨年、遅延なく時間通りに運行できた列車は約90.1%と前年度よりも少なかったこともあり、時間厳守は同鉄道にとって大きな課題。正確に列車を運行させるために、すでに様々な対策を立てて改善を目指しています。

 最近では、専門家によるグループを立ち上げたり、列車が正確に運行しているかどうかをネットで確認できる「時間厳守(Puenktlichkeit.ch)」というサイトを公開したりしているとか。

 今回の賠償のアップについても同鉄道の意気込みが伝わってきますね。スイスも日本のように正確な運行が出来るようになるのか、今後に注目です。

 


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