ビール市、広告の規定改正へ動き

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 皆さんもご存知の通り、スイスの公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つで、州・地域でそれぞれの言語が話されています。

 ベルン州(Bern)のビール/ビエンヌ市(独Biel/仏Bienne)は、ドイツ語とフランス語の2ヵ国語が公用語となっている「バイリンガル都市」。この地域の出身者の多くは公用語のどちらか、または同時に両語で話しかけ、相手がどちらかの言語で答えるとその言語に切り替えて話し始めます。

 そんな多言語環境ならではの文化が根付く同市で今、公用語に関する新たな法改正が行われようとしています。

 無料新聞20minutesの報道によると、同市議会で「今後、同市内の公共の場に設置される広告は、必ず2ヵ国語で表記しなければならない」という新規定が提案されているとのこと。

 同市議会は「この新たな規定を導入することにより、広告分野においてビール市のバイリンガリズムを尊重させることが出来る」と説明。今後、州による事前の審査が行われたのち、2020年の5月に広告の規定改正を問う住民投票が実施される予定です。

 同市でフランス語を母語とするフランス語話者の割合は2015年時点で、ドイツ語話者の60%よりも20%下回る40%。しかしフランス出身者や、ドイツ語との文化及び習慣の違いなどから、フランス語を好む人がいるとか。両語の併用には同市がこういったフランス語話者に配慮をしていることが伺えます。

 果たして、州による審査と住民投票の結果はどうなるのか。今後の動向に注目が集まります。  

 

 

 


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