無宗教者が増加、薄れゆく宗教意識

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 昨今、稀薄化する宗教的な帰属意識。スイス連邦統計局(OFS)は先日、宗教意識調査のために「宗教別人口推移データ」を作成し、その結果を公式サイト上で発表しました。

 同調査によれば、1980年代における宗教人口の比率は、90%以上がカトリック、またはプロテスタントでした。しかし近年ではどの宗教も信仰しない「無宗教者」の割合が増加傾向にあり、2000年当初と比較するとその割合も3倍近くになっているとのことです。

 スイスで主に信仰されている6つの宗教のうち、最も多いのはローマン・カトリックで全体の36%、次に無宗教(26%)、3番目にプロテスタント(24%)という結果がでています。

 移住形態別で見ると、移民出身者33,502人のうち、無宗教者は12,028人、宗教所属不明者は979人。どの宗教にも所属していない人が占める割合は全体の約40%となっています。

 さらには男女別では、女性は3人に1人以上の割合で「毎日、もしくはほぼ毎日お祈りをする」と回答。それに対し、男性は同割合が5人に1人と、男女間で宗教に対する帰属意識の違いも見られました。  

 宗教は心の拠り所だけでなく、その国・地域での価値観、文化や生活習慣、人々を繋ぐ役割を持つといわれています。しかし昨今、特定の教団に帰属するのではなく、神秘的あるいは宗教的なものを求めるという、個人志向性がみられるとか。時代や社会の流れにつれて、宗教の在り方や関わり方も変化しているのかもしれませんね。

 


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