ルツェルン、営業時間の延長へ

20190205_chikabless_news_16 スイスを代表する人気観光名所で、中世の面影を色濃く残す美しい街、ルツェルン(Luzern)。しかし、ルツェルン州は市内の営業時間に関しては、しばしば保守的といわれます。現在同州の小売店・商業施設の営業時間は平日が朝9時から18時30分まで、土曜日は16時までと、国内で最も営業時間が短いことで知られているのです。

 無料新聞20minutesの報道によれば、ルツェルン州議会(Luzerner Kantonsrat)はここへきて、同市の小売店・商業施設の営業時間を延長する計画であると発表。

 同計画では、平日の閉店時間を現在の18時30分から19時まで、土曜日を16時から17時までに延ばすとしています。ただし、これまで許されていた20時までの夜間営業(Abendverkauf)は、週2日から週1日になるとのこと。なお、新しい営業時間の実施は2020年に予定されています。

 ルツェルン州では営業時間の規制緩和をめぐり、頻繁に議論が交わされてきました。2006年、2012年、2013年とイニシアティブ(国民発案)が行われたものの、結果はすべて否決。しかし今回、急進民主党(FDP)が提起したイニシアティブでは、賛成87票、反対7票と圧倒的な賛成多数で可決。長年の念願がようやく実現する運びとなりました。

 可決に至った経緯としては、州政府(Regierungsrat)は「近隣の州と比べて、我が州は営業時間の規制が厳しい。ただ、近隣の州よりも営業時間が短いことで、商業的に不利という小売業者の懸念は認めざるをえない」と文書で回答。

  営業時間の延長決定に至るまでには長い時間を要しましたが、保守的な土地柄のルツェルンにとって、大きな一歩であることは間違いないでしょう。時代のニーズに対応するという、変革の時期を迎えているのかもしれませんね。

 


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