なぜ増える?スイスの余暇中の事故

Skiunterricht mit Matterhornblick_cr-Mattias_Nutt スイス傷害保険公社(SUVA)はこのほど、昨年の事故発生件数を発表しました。件数は47万4,073件に及び、前年比2%増だったことを明らかにしました。

 同社は増加の要因について「天候の影響」があったと分析。昨年は冬の積雪量も夏の日照時間も十分だったため、ハイキングやサイクリング、スキーを楽しむ人が増えて不運な事故も増加したとか。実際、同社のまとめによると、2018年に発生したレジャー事故が27万6,317件に上り、2017年よりも2.7%増であったことも分かりました。

 アクティビティ別では、ハイキングやウォーキング中の事故(約23,000件)、サイクリングやマウンテンバイク乗車中の事故(約18,000件)、スキー中の事故(約14,000件)、スノーボード中の事故(約2,400件)という内訳でした。

 昨年の労働災害件数と職業病件数は18万1,315件で、前年比1.9%増。この増加は労働者が増えたことが、要因として挙げられています。しかし、労働災害件数は近年減少傾向を見せると同時に、レジャー事故件数が増加の一途をたどっています。

 年齢階層別で見ると、50代以上の事故件数が6%増を記録。これについて同社の統計家は、「この年齢層では天気の良い日には外出することを好む。それが事故発生件数の増加につながった」と指摘。20歳〜29歳は0.6%の増加で、ほとんど変化はみられませんでした。ただその一方で20歳未満の事故件数は1.9%の減少。他の年齢層では、2.0から4.6%へと緩やかな上昇に留まっている模様です。

 今、まさにウィンタースポーツのシーズン真っ只中。雪山へ行かれる方は不運な事故を防ぐためにも、その危険性をしっかり認識しておくことが大切でしょう。

 

 


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