スイスの臓器提供、過去最多に

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 スイスで昨年、脳死または心停止で死亡し、臓器提供したドナーは過去最高の158人。臓器提供件数は440件(生存者からの提供含む)であったことが、スイス公共放送SRFの報道によって分かりました。

 連邦内務省保健局(BAG)によれば、2017年にはドナー145人、生存者137人から461件の臓器移植が行われており、国内での臓器提供者数は2016年を除き、増加傾向にあるとのことです。

 また、昨年の人口100万人あたりの臓器提供数についても、2013年の13.7人から18.6人へと増加。しかし、「昨年末までに20人のドナーを確保する」という、当初の目標達成には至りませんでした。

 昨年末時点での臓器移植待機リストの登録者は、2017年末の1,478人からわずかに減少して1,412人に。ただ、実際に移植を受けられる待機者は全体の約45%であると、同局は述べています。

  指針となる臓器提供及び移植に関する行動計画「移植のためにより多くの臓器を(Mehr Organe für Transplantationen)」は昨年5月、2021年までに延長が決定されています。そのとき掲げられた新たな目標は、2021年末までの臓器提供者率を人口100万人あたり22人に引き上げること。

 同局は、「この政策のおかげで、病院は臓器提供のための高度な設備や、専門知識と技術をもった医師を揃えられるようになった。また、移植医療を円滑に行うための院内体制が整ってきたことも、臓器移植件数の増加に貢献している」と伝えています。

 命のリレーとも言われる臓器移植は、とてもデリケートな問題。私たち一人ひとりが、家族と話し合い、自分の臓器提供に関する考えを深めておくことも大切ですね。

 


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