新技術の導入で、ロストバゲージ削減

20180110_kayoko_news_723

 渡航先の空港に到着したものの、自分の預け荷物が到着しなかったことはありませんか。2017年、スイスの空港における取り扱いミス(手荷物遅延・損失などを含む)件数は約1,700万件。これは1,000個の荷物につき約4個が到着していないという計算になります。

 その多くは、バーコード(手荷物を預けた時に受け取る引換証)によるトラッキングによって24時間以内に発見され、持ち主のもとに届けられているそうです。しかし、到着してすぐに荷物がないと、せっかくの休暇や仕事の大きな妨げにもなりかねません。

 そこで登場したのが、電波を用いてタグを非接触で読み取る、無線ICタグシステム「RFID(Radio frequency identifierの略)」。従来のようにひとつひとつの荷物をバーコードでしっかりと読み取る必要がなく、電波で複数のタグを一気にスキャンし正確な識別が可能。同システムの導入により、荷物がどこにあるのかをいつでも知ることができるので、業務の効率化や生産性を高められると期待されています。

 また、スマートフォンのアプリで旅行者が自分の荷物のトラッキングもでき、旅行者への利便性向上にも繋がっています。

 世界の航空運輸関連企業の団体IATA(国際航空運送協会)は、「2020年から世界各国の空港にRFID導入を開始し、2023年の終わりまでには全ての荷物に対応できるようにしたい」と、ドイツの航空業界情報サイト(airliners.de)導入への意気込みをコメント

 また、同団体の荷物部門の責任者であるアンドリュー・プライス(Andrew Price)氏は、「全世界の空港に導入できれば、ロストバゲージの発生率を約25%減らすことが出来る」と試算しています。

 航空会社にも旅行者にもメリットが大きい、この無線ICタグシステム。アメリカの航空会社や、香港国際空港でも既に導入されていますが、スイスの空港でも取入れられる日も、そう遠くはないかもしれません。

 

 

 

 


コメントを投稿する