スイス留学 〜ホストファミリーとのクリスマス〜

20181210_takuto_series9_cut 多くのスイス人にとって、クリスマスは1年の中で最も華やぐ特別な季節。学業や仕事で離れて暮らす家族も実家に帰り、揃って水入らずの時間を楽しむことができる、とても大切なイベントです。キリスト教国で日本とは趣の異なるクリスマスを過ごすのもまた、留学の大きな楽しみのひとつといえるでしょう。

 今回は、留学生が実際にホームステイし、この特別な時間を共に過ごした一ファミリーを例に、スイスのクリスマスがどのようなものか紹介します。

家族で囲むディナー
 日本でクリスマスといえば恋人と過ごすイメージですが、スイス人の大半はクリスマスを家族と過ごします。

 今回お世話になったホストファミリーは、直接の家族だけでなく従兄弟家族などの親戚もひとつの家に集まり、毎年総出で祝うとのこと。普段は離れて生活しているため、一人一人が話す近況報告を聞くことが、みんなの一番の楽しみです。

 前菜、メイン、デザートをそれぞれが手作りして持ち寄り、一同で囲むディナーテーブル。素朴でありながら洒落てもいて、日本のレストランで頂く、よそゆきの豪華なクリスマスディナーとは一味違った特別感があります。

クリスマスツリーの飾り
 スイスでは、クリスマスツリーに生のモミの木を使う場合がほとんどですが、最近では、また来年も使えるようにと、イミテーションのツリーを使う家庭もあるようです。生のモミの木は、国内の街角で開催される12月限定のクリスマスツリーマーケット(Christbaummarkt)やスーパーなどで買ってきて、家族揃って飾り付けをします。

 飾りは子ども達が小さい時に作ったものや、知り合いの誰かからプレゼントされたものなど、各家庭にとっては一つ一つが小さな宝物。それぞれにまつわる様々な思い出を語り合いながら飾り付ける過程そのものが、とても有意義な時間となるのです。

クリスマスソングを歌いプレゼントを開ける
 ディナーの後はみんなでツリーを囲み、クリスマスソングを歌います。日本でも知られている英語の歌、聴いたことがないドイツ語の歌…。歌わないとプレゼントがもらえないルールを設けるホストファミリーもあるので、恥ずかしがらないで歌うとよいでしょう。その後、みんなが持ち寄りツリーの下に並べた各家族あてのプレゼントを、一人一人開けていきます。開けた人は贈り主にありがとうのハグ。

 家族一人一人を思い浮かべて選んだプレゼントを交換し、お互いにありがとうと感謝するこの時間こそが、クリスマスの醍醐味かもしれません。

 このようにスイスでのクリスマスは家族みんなで過ごす、とても大切な時間です。街では趣向を凝らしたイルミネーションが点灯、クリスマスマーケットが開かれるなど、商業主義的な日本とは違った雰囲気を味わえます。

 また普段の生活だけでなく、ホストファミリーとこの特別なイベントを共有することは、単なる留学生とホストファミリーの関係から本当の家族の一員のように絆を深めるチャンスといえます。もしクリスマスをスイスで過ごす機会があれば、ぜひホストファミリーと特別な思い出を作ってみてください。

 


コメントを投稿する