B&Bの主は89歳のおばあちゃん!

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 「ホテルでは物足りない」「もっとパーソナルな宿泊体験がしたい」という人たちに向いているのが、ベッド&ブレックファースト(B&B)。スイスには800を超えるB&Bがあり、まるで地元の知り合いの家に泊まっているかのような、リラックスした時間を過ごせます。

 スイス公共放送SRFでは、なんと89歳のおばあちゃんが現役で運営しているB&Bを紹介しています。

 ザンクト・ガレン(St. Gallen)にある「ハウス・オリオン(Haus Orion)」のオーナーは、1929年生まれのイルマ・イオネスク(Irma Ionescu)さん。祖母から受け継いだ4階建ての家をB&Bにしており、部屋の清掃やゲストの出迎え、朝食の準備などはイルマさんがほぼ1人でこなします。

 「働くのが好きなのよ」と語るイルマさんの人生は波乱万丈。洋裁を学び、20歳でパリに移住。そこで、ルーマニア移民の男性に出会い結婚、3人の息子と2人の娘に恵まれます。

 その後、紆余曲折あり、子どもを連れてスイスに帰国。女手一つで子ども5人を育て上げます。チューリッヒで自ら洋裁の学校を運営後、71歳でB&Bをオープン。医者や学生、観光客など、世界中からのゲストをもてなし、目標は「100歳まで長生きすること!」なのだそうです。

 働き者であるスイス人を象徴するような、このおばあちゃん。こうしたオーナーとのおしゃべりもB&Bの魅力の1つです。ザンクト・ガレンにはユネスコの世界遺産に登録された有名な修道院があり、今月のコラムでもご紹介したクリスマスマーケット(St. Galler Christkindlimarkt)も現在開催しています。ホテルではなく、B&Bに泊まるのもおすすめですよ。

 


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