避妊薬ピルの表示内容、改正へ

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 2017年、デンマークのコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)の研究チームが経口避妊薬ピルについて、ある研究結果を発表し、注目を集めました。

 約50万人の女性を対象とした大規模な調査の結果、同大学は「ピルを飲んでいる女性は、ピルを飲んでいない女性よりも鬱病になるリスクが高く、またそれに伴い、自殺するリスクが高くなる」と報告しました。

 この結果を受け、欧州医薬品庁(European Medicines Agency)は、ピルのパッケージ上の説明書きに「鬱病、自殺のリスクがあること」を記載するよう求めています。

 また、同様にスイスにおいても、パッケージ記載内容の変更は来年中に行われる予定であることを、医療品認可機関のスイスメディック(Swissmedic)が認めていると、無料新聞「20 minutes」は報道しています。

 ベルン大学病院(Bern University Hospital)の産婦人科教授、ダニエル・スルベック(Daniel Surbek)氏は、「コペンハーゲン大学による研究は的確で、確証が取れているものの、状況を過大評価しないように」と呼び掛けています。

 続けて、同氏は「鬱病のリスクは、一般的に若い女性の間ではとても低いため、ピルを飲んでもそのリスクは僅かに上がるだけだ」と述べました。

 ピルを飲むことで必ずしも鬱病になるというわけではありませんが、リスクがあるということを理解しておくことは大切なことですね。

 


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