スイス留学 〜日本帰国に向けての準備〜

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 今年もいよいよ終盤に差し掛かりました。1年の終わりが近づいてくると、多くの留学生はテストや課題に追われつつ、帰国の準備にも忙しくなります。スイスの大学の新学期スタートが9月の秋学期であるのに対し、日本は4月の春学期から新学期がスタートするため、それに合わせて帰国する留学生は少なくありません。

 今回は、帰国時に慌てないよう、早めに済ませておくべき帰国準備のコツを、日本人留学生の体験談を交えていくつかご紹介します。

荷物の移動
① 郵送は早めにまとめて
 スイスからの国際郵便料金は、スイスの物価同様安くありません。例えば日本に10キロの小包を送ると、最も安くて約90フラン。期間も約1ヶ月かかります。もっと重かったり、もっと早く届くようにしたりすると、さらに割高に。帰国後早々に必要なものを郵送する場合は余裕を持って1ヶ月以上前に、それ以外はゆっくりまとめて、どの場合でも1番安いプランで郵送しましょう。

 地域別国際郵便の種類や料金については、スイスポスト(Swiss Post)で確認できます。

② 複数のスーツケースで持ち帰る
 航空会社によっては、複数のスーツケースを受託手荷物として預けることができます。1つの手荷物について、重さが約23~30キロが一般的ですが、追加料金を払えばさらに重い荷物を預けたり、預ける手荷物を増やしたりも可能。場合によっては、国際郵便で荷物を郵送するよりも安いことがあります。

③ 空港宅配サービス 
 日本の空港に着くと、空港宅配サービスを使って自宅までスーツケースを送ってもらえるので、上記②複数のスーツケースで持ち帰ることが有効な手段のひとつとなります。到着時間や配達エリアによっては、当日の荷物受け取りも可能。帰国時に使う航空会社の受託手荷物の規定や、空港宅配サービス会社を確認しておくといいでしょう。

転出届の手続き
 スイスに留学直後、学生はまず住所を置く州に住民票登録を済ませます。帰国する際は当然、スイスからの転出を届けなければいけません。

 転出届は、滞在先の市役所で申請します。オンラインでも手続きできるようですが、言語が難しかったり、曖昧な部分があったりする場合は直接役所に行って申請する方が安全です。

 今回の例では、滞在先のルツェルン州エビコン市役所で転出届を申請。州や自治体によって申請の仕方や流れが異なることもありますので、早めに申請しておきましょう。ルツェルン州エビコン市役所ホームページ

健康保険の解約 
 スイスでは留学生にも健康保険の加入が義務づけられているため、日本で加入した海外旅行保険で控除申請を出している場合以外は、スイスで定められた保険に加入しているはずです。これにも解約の手続きは必要で、そのままにしておくと帰国してからも余計な費用を請求されてしまうので、早めに調べて解約申請を出しましょう。

市役所での申請 
 解約の手続きは加入している保険会社によって異なりますが、留学生は基本的に、留学が完了し帰国することを証明するDeparture letterなどの書類を保険会社に提出しなければなりません。この書類は、各州の市役所で帰国1ヶ月前から申請できますが、その際は帰国を証明する帰りの航空券が必要となります。

※ 申請する際の留意事項

 今回は健康保険スイスケア(Swiss care healthinsurance AG)の「学生保険(International Student health Insurance)」に加入・解約を行いましたが、解約の手続きに1ヶ月以上かかる保険会社もあるため、早めに各社のサイトで解約の手順を確認しておくことをお薦めします。スイスケアのホームページ

 留学からの帰国は旅行とは全く違い、荷物の整理以外で済ませておくべき準備がたくさんあります。帰国直前に慌てて行うと、申請漏れや手続きが上手くいかなかった場合、帰国できない事態に陥る危険性もあります。きちんと事前に調べ、計画を立て余裕を持って行い、残りの留学生活を有意義に安心して楽しみたいですね。

 

※上記記載の情報は、あくまでもスイス留学の一例として、留学生個人による2018年の体験談を交えて構成しています。
※州や自治体によって申請の仕方や流れが異なることがあります。申請についての詳細は、滞在先の市役所に直接お問い合わせください。

 


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