体験入学OK・小学校の現場の声

20180531_Naoko_ShougakkouHonne_001_cut 幼稚園や保育園での体験入園は「遊び」を中心としたカリキュラムが多いため、比較的スムーズに進みます。しかし当然ながら、小学校は「学び」の場。親子共に、ある程度の覚悟は必要です。

 今回は、実際に体験入学希望者を受け入れた経験のある公立小学校の先生方に、詳しくお話を伺いました。

小規模校に体験入学するメリット
 義務教育の年齢で「教育を受けたい」という希望があるのなら、どんな状況でも全て受け入れるべきという意見があります。一方で、学年1クラス、つまり単学級の小学校の方が、より海外在住の児童を受け入れやすいというのも事実かと思います。小規模校であれば先生の目も届きやすく、子どもにとっても親密で安定化した人間関係を築ける利点があるでしょう。

日本語能力のスキルは絶対必要
 日本語がほとんど出来ない児童が体験入学しては、日々のカリキュラムを進めていく学校側の手を大きく煩わせることになります。礼儀として、先生方や他の児童とも意思の疎通ができる程度の日常会話能力があれば安心でしょう。加えて、ある程度の読み書きのスキルがあれば、授業もさらに楽しめるはずです。

体験入学をする際の注意事項
 見知らぬ集団の中に入っていくことは、当事者の子どもにとって、とても勇気のいることです。子どもの心の負担などをよく考え、慎重に見守りましょう。また、例えばインフルエンザが学校で流行し、学級閉鎖になることもあります。緊急時には、いつでも連絡が取れるようにしておくことが大切です。

 スイス在住歴およそ10年になる弊社スタッフ(筆者)。長い海外生活で「日本社会における常識」に関して忘れがちになり自信を失い、失礼はなかったかと不安になることが多々ありました。学校に子どもを託す親の側も、あらかじめ日本のシステムや礼儀作法を再確認する必要があるかもしれません。

 最後に、校長先生からは「勉強を頑張ろう、追いつこうなどと無理をしなくてもいいのです。ぜひ、日本の小学校生活を存分に楽しんでいってください。お友達と仲良くすることだけを考えてくださいね」とのお言葉を頂きました。在外日本人に対して開かれている日本の教育の現場に改めて感謝し、またそのご縁を大切にしていきたいと感じました。

** 上記記載内容は、日本の私立小学校で2018年に実現した体験入学を元に構成しています。あくまでも参考までにご活用ください。
** 体験入学に対する考え方や進め方などは、各小学校によって様々です。詳細は、親御さんが体験入学を希望される小学校に直接お問い合わせください。


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