北極へのフライトに賛否両論

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 来年の5月10日夜、スイス・エーデルワイス航空(Edelweiss Air)の飛行機が、チューリッヒ(Zürich)から北極へ向けて飛び立ちます。

 飛行時間は約16時間。離陸後はノルウェーのオスロで燃料を補給、クルーを交代し、さらに北を目指します。北極点付近では、両方向に旋回。帰りはグリーンランド東部上空を通り、翌日昼過ぎにチューリッヒに到着する予定です。

 この時期は「ミッドナイト・サン」と呼ばれる白夜の季節であり、一晩中太陽光で明るく、景色を眺めるにはうってつけなのだとか。

 この北極ツアーは、ドイツの会社エアイベンツ(AirEvents)が既に10年に渡り実施。1998年創業の同社はチャーター便を運行し、航空ファン向けのツアーやイベントを開催しています。

 ただ、このツアーには環境保護団体からの反対の声も多く、グリーンピースのスイス支部は「こうした企画は、人々を間違った方向に向かわせている。絶対にあってはならない」と非難。気候変動の影響を最も受けやすい北極圏を観光スポットにすることについて、疑問を投げかけています。

 通常なら、冒険家が犬ぞりやスキーで向かう北極の地。同社は、「飛行機でなら簡単に行けるというのがこの企画の売りであり、かえって環境問題への関心を高めることもできる」と主張しています。このツアーで排出される二酸化炭素も、マイ・クライメット(myclimate)というスイスの機関を通じて相殺する予定なのだとか。

 気になる価格は499ユーロ(約6万5000円)から、最少催行人員は200名となっています。同社のウェブサイト上で、今年の年末まで販売中です。

 


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