スキークラブ ( Ski Club )

20181008_Yumi_Skiclub.002_cut 子どもが小学校にあがりどんな習い事に通わせるか、親としては色々と悩むもの。スイスでは標高の高い山が身近にあるためにできる、いくつかの習い事があります。それは、スキーやクロスカントリーなどのウィンタースポーツ。スイスの公立小学校にはクラブというもの自体が存在しないことがほとんどなので、多くの場合は地元の村・街のクラブに所属することになるでしょう。

 今回はご参考に、フリブール州(Fribourg)のスキークラブのケースをご説明いたします。

 こちらのクラブでは、7歳ごろから参加する子が多くみられます。フリブール州の各クラブは基本的にスイスのスキー連盟に所属しており、アルペンスキー大会などにも出る本格的なクラブがほとんどなので、基本的な滑りがある程度できる子が入会していることが多いのだそう。

 スキーの練習は、新学期が始まってすぐの9月から。週に2回ほど1時間半〜2時間、ドッジボールや床運動などでバランスや体を鍛え、週末にはハイキングやマウンテンバイクなど持久力を伴う運動で体力作りをします。

 12〜3月は週に2回、スキー練習とスキーの大会で予定が埋まります。フリブール州のクラブの場合、危険がなく順調に斜面を滑れるようになった子は、州大会に5回参加することが義務づけられていました(*2018年現在)。大会では、その日の順位とあわせて総合の順位が発表され、授賞式が行われます。

 クラブの年会費は100フラン。別途かかるリフト代は主に早割年間パスを個人負担します。主にフランス語圏の30箇所で利用可能な早割パス「マジックパス(Magic Pass)」は2018年9月購入時で子ども料金が269フランでした。ここへ更に、合宿代、スキー板や競技用のユニフォームなども追加でかかります。

 また、山に関わるスポーツの場合、特に加入したい保険としてヘリコプターレスキュー(Rega)があります。こちらは2018年で家族料金が年間70フランでした。

 練習・合宿・大会には、コーチの他に、コースの準備や子ども達の世話・送迎などで親の手伝いも欠かせなくなっており、スキーが好きで、送迎に時間の余裕のある親でないとその役割は難しいもの。ですがそんな家族の応援や励ましも、子どもの向上心や、楽しくスポーツを楽しむことに貢献していることは確かです。

 スキーやクロスカントリーは、冬の体力作りに欠かせないスポーツとして、小学校や中学校で体育の課外授業として取り入れられている地域もあります。冬の練習は特に、寒い雪や霧の中、日が落ちてからの練習になることもあり、雪質や視界の悪いコンディションの中でも頑張らなければならなかったりと、決して易しいものではありません。そのおかげで、体力だけでなく精神力も養われる習い事といえるでしょう。

<参考サイト>
フリブール州スキー連盟(Association Fribourgeois de ski& snowboard)
www.afss.ch (独・仏)

ヘリコプターレスキュー(Rega)
https://www.rega.ch/ (仏・伊・英)

スキーリフトのマジックパス(Magic Pass)
www.magicpass.ch (仏・独・英)


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