スイス留学 〜カルチャーショックの解消法〜

20180610_TakutoTamashiro_series03_cut 留学の一つの醍醐味は、異文化交流でしょう。異国の文化に触れることで多くの他者を理解する視野が広がり、また自国の文化を紹介しながら自己表現力が身に付くことは、留学の大きなメリットです。しかし、これまで自分が過ごしてきた母国のそれとは全く違った文化を受け入れることは、多くの人にとって容易ではありません。時にホームシックにかかったり、留学生活を辛く感じたりするのは自然なことです。

 今回は、スイスに滞在している留学生が、そうしたカルチャーショックをどんな時に受けるのか、またホームシックを感じた時どのように解消しているかを紹介します。

カルチャーショックを感じる時
・ 留学生だからといって特別視されない
 スイスは移民が多い国。学校には多くの人種の学生が通っています。他の生徒に何かと話しかけられるイメージの日本と違い、スイスでは留学生は珍しがられません。留学初期は自分から積極的に話しかけないと、友達作りに苦労することがあります。

・ 言語の違い
 当たり前ですが、言語の違いには悩むことが多々あります。授業やテレビ、映画の内容はもちろん、友達が談笑している理由さえ理解できなかったり、人の話す言葉に意識を集中させ過ぎて疲れたり落ち込んだりもします。特にスイスのドイツ語圏では主な公用語はスイスドイツ語。勉強してきたドイツ語とは大きく違うため、苦労する日本人留学生は非常に多いです。

・ お店が閉まるのが早い
 スイスでは平日だとスーパーやファッション店、レストランなどのほとんどが夕方には閉店します。夜の飲食や買い物ができないため、日本の24時間営業のコンビニなど様々なサービスの有り難さを感じることでしょう。

ホームシックの解消法
・ 日本のものに触れる
 ホームシックは以前の環境が恋しくなっている状態。スイスでは日本の食材が簡単に手に入るので日本食を作ってみるなど、できるだけ日本のものに触れ、淋しさを紛らわすといいでしょう。ネットサービスが充実した現代は、異国で日本の映画やドラマ、漫画を楽しむのも自在。自国の文化の良さを改めて実感できるのも、留学のメリットの一つです。

・ 日本人のコミュニティーを作っておく
 スイスは日本人の留学先としては比較的マイナーなので、アメリカやイギリスなどと比べると日本人留学生の割合は少ないです。しかし国土面積が小さく、大学もそこまで多くないため、日本人のコミュニティーはできやすく、学生同士すぐ集まることもできます。Facebookのグループや大学の留学生の歓迎パーティなどを探してみましょう。

・ 情報を共有する
 カルチャーショック、悩みなどは、同じ言語話者同士で共有するのが一番。すぐに相談できる相手や、その国に長く滞在し多くの情報を教えてくれる先輩と知り合っておけば、留学生活を安心して充実させることができるはずです。

 カルチャーショックやホームシックは、決して悪いことではありません。自分の元の居場所が好きだからこそ恋しくなるのです。両者は帰国後、自分とは違う人種や文化を広く受け止められる心を身に付けるための通過儀礼といえます。自分を成長させてくれる経験なので、上手に乗り越えれば留学生活がより有意義になることは間違いありません。

 留学で得られるのは、単に語学力だけではなく、異国に住み、その文化や生活に触れること、それが好きでも嫌いでも受け入れ理解し、自国に繋げて考える態度・姿勢もその一つなのです。

 

 ** 上記記載の情報は、あくまでも留学の実例として、留学生個人による2018年の体験談を交えて構成しています。


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