チューリッヒ湖の底に有害物質!?

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 日本では先日、東京都の築地市場が閉鎖され、新たに豊洲市場がオープンしました。移転をめぐり、地下の土壌汚染が大きな問題になったことを覚えている方も多いことでしょう。

 スイスでも、チューリッヒ湖岸のウエティコン(Uetikon)の化学工場跡地に、カドミウムや亜鉛といった重金属が残っていることが判明しました。汚染されているのは、サッカー場10個分にもおよぶ湖の底の土壌です。

 ウエティコンとチューリッヒ州は共同でこの跡地の再開発を進めており、将来的には、約1,000人の生徒を収容できる新たな高校(Kantonsschule)をはじめ、様々な施設の建設が予定されています。

 州の環境局(AWEL)の広報ドミニク・ボンデラー(Dominik Bonderer)氏は、「遊泳には問題ない」と発表。自治体のウェブサイトでも、「今のところ、遊泳や飲料水の利用に直接の影響はない」としています。

 同跡地は、9月上旬から既に一般開放されています。ただ、遊泳者が湖の底を歩き、汚染物質を舞い上げてしまうことで、魚や水草など生き物が影響を受けることが懸念されており、来年春までに対策が取られる模様。

 本格的な除染作業は、早くて2019年の冬に開始される予定です。未来の子どもたちが過ごす場所でもあることから、安全性を第一に計画を進めてもらいたいものですね。


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