スピード取締の場所教えたら罰金!?

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 スイス事故防止事務局(BFU)では、命を落としてしまったり重傷を負ってしまったりする重大な交通事故の原因の約70%が、「スピードの出し過ぎで車両がコントロールを失うことだ」と分析しています。

 この秋からスイスのドイツの国境にあるコンスタンツ(Konstanz)の道路脇には、無造作に置かれた一見トレーラーのような最新の自動速度取締装置が始動するなど、あちこちでスピード違反の取り締りが多く行われています。

 そんな中、トゥールガウ(Thurgau)州の日刊紙(Thurgauer Zeitung)によると、2017年同州に住む44歳の男性が、メッセンジャーアプリ「ワッツアップ(WhatsApp)」でスピード違反の取り締まりをしている場所の情報を拡散したとして、先週アルボン(Arbon)地裁から罰金500フラン(約57,000円)と、控訴費用1,600フラン(約182,000円)を支払うよう命じられました。

 この男性は、2017年にワッツアップのグループチャット「警察/レーダー探知(Polizei/Radarmeldung)」に参加。メンバー同士で情報交換が行えることから、当時30人だったグループの規模も180人に増え拡大したとか。

 地裁は「メッセンジャーアプリとはいえ、簡単にアクセスできる。警察が非公開で実施している交通取締情報を一般公開した」として、この男性に対し有罪判決を下したと同紙が伝えています。

 これに対し、男性は「ワッツアップグループは、不特定多数がアクセスできるフェイスブックとは違って、グループ管理者の連絡先に登録されている人たち同士でやりとりしているのだから、一般公開したとは言えない」と不服を申し立てたとのことです。

 日本の警察では、安全運転を促すためにと、速度取締りを行う場所や、時間帯などを事前に公表しています。今回の情報拡散による有罪判決、果たしてどちらが違反件数を効果的に減少させられるのでしょうか。

 


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