アルプス登山、土砂崩れに注意

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 先日、ヴァレー州フェレ谷(Val Ferret, Valais)で大規模な山崩れが発生しました。幸いけが人は出なかった模様ですが、専門家は「今年は山崩れの多い年である」と警告しています。

 ほかにも、ウーリ(Uri)州やグラウビュンデン(Graubünden)州でも登山者から落石や土砂崩れの報告が相次いでおり、スイス連邦環境局(BAFU)は「例年よりも多い件数」と同局のサイトで報告しています。

 その理由について、地質学者ヒューゴ・レツォ(Hugo Raezo)氏は、「今年の猛暑の影響で、地面の温度が上がっているため」とSRFのインタビューで説明。森林限界を超えた山岳地帯にある永久凍土がとけだすことで、地盤が不安定になり、土砂崩れを招くのだとか。

 その影響は山小屋にも及んでいるようで、ウーリ州のエツリ・ヒュッテ(Etzlihütte)のレネ・ベッティヒ(René Bättig)氏は「今年は既に2つの小屋を閉めなければならなかった」と嘆いています。山崩れで登山道が閉鎖され、新たに橋や迂回路を作る必要もあったようです。

 なお、永久凍土があるエリアには、有名観光地であるツェルマット(Zermatt)やサンモリッツ(St. Moritz)周辺の山岳地域も含まれていることから、スイス連邦環境局のサイトでは注意を促しています。

 本格的なアルプス登山を計画されている方は、事前に登山道の状況を確認することをおすすめします。

 


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