人気上昇、分譲マンションが狙い目か

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 日本の総務省統計局が5年に1度公表している「住宅・土地統計調査 (2013年版)」の結果によると日本の持ち家比率は61.6%、同調査が始まった1983年から2013年までの35年間、60%前半と高い水準で推移。しかし、年齢階級別でみると、40歳代から60歳代では、都市圏の地価高騰、持ち家志向の低下、賃貸住宅のレベルアップなどの要因により、1998年頃と比べて持ち家比率が低下傾向にあります。

 一方、スイスの分譲マンション市場は、ここ2年ほど低調気味と言われていたものの、先日、ある調査で分譲マンションの需要が高まる傾向にあることが明らかになりました。

 不動産情報サイトのホームゲート(Homegate.ch)と、チューリッヒ応用科学大学のスイス不動産協会(Swiss Real Estate Institute der HWZ)が共同で行ったオンライン住宅市場分析調査(OHMA)の結果では、2017年7月1日~2108年6月30日の間に、スイス全土でインターネットを通じて紹介されたマンション数は約7万件で、前年と比べ3.5%増加していることがわかりました。また、売却期間が前年よりも33日短い61日と、物件情報が掲載されてから売れるまでの期間が前年よりも短くなっていることも発表されています。

 人気の物件については、3部屋以下の比較的小さめの物件の人気が高く、価格にすると100万フラン(約1億1,500万円)に満たない物件が多いとのこと。景気が良い上に住宅ローンの金利も低いなか、高騰した一戸建てをあきらめて分譲マンションへシフトする人も多いことも、需要の増加につながっていると言います。

 小規模マンションへの需要について、同協会のペーター・イルグ(Peter Ilg)氏は、「世帯規模が縮小したこともあるが、これまで小さいサイズの住宅が長期に渡り市場に出回っていなかったため、投資家たちにとっても魅力的な物件になっている」とコメント。

 気になる都市別の分譲マンションの価格ですが、最も価格が高い都市はジュネーブ(Genève)で、1㎡当たりの平均単価が1万2,900フラン(約149万円)。これは最も安かったザンクトガレン(St. Gallen)の6,000フラン(約69万円)の約2倍と、地域差が大きく出ました。

 小さめのマンションとは言うものの、スイスの都市部の物件は金額的に高額なりがち。分譲マンションの購入においては、それぞれメリットやデメリットがあるかと思いますが、今回の分析結果も参考にしながら、ご自分やご家族の希望に合う物件が見つかるとよいですね。

 

 


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